はじめまして、投資家の関原大輔(@sekihara_d)です。
今回は「ナスダックとS&P500」を比較して、ナスダックの圧倒的な強さを解説していきたいと思います。
🔳ナスダックがS&P500よりも圧倒的に強い理由
✅S&P500は、30年で10倍に
✅ナスダックは30年で30倍
✅ナスダックは成長株がメイン
✅ナスダックのリターンは、S&P500の3倍
🔳S&P500×3倍より、ナスダック×2倍の方が強い
✅S&P500×3倍は、30年で30倍
✅ナスダック×2倍なら、30年で60倍
✅ナスダック「レバレッジ2倍」が最強
「ナスダックとS&P500は、どちらが強いのかな・・・」
今回は、そんな疑問にお答えしていきます。
【結論】ナスダックはS&P500よりも、圧倒的な強さを誇ります。
ナスダックは成長株をメインに構成されており、IT銘柄を中心に爆発的な上昇力を有します。
ナスダックはこの30年間で30倍に上昇しており、長期リターンはS&P500の3倍に及びます。
今回は「ナスダックとS&P500」を比較して、ナスダックの圧倒的な強さについて解説していきます。
ナスダックがS&P500よりも圧倒的に強い理由
それでは「ナスダックとS&P500」を比較して、ナスダックの強さについて解説していきましょう。
まずは過去の長期平均リターンについて、S&P500と比較して解説していきます。
S&P500は、30年で10倍に
まずは、S&P500の長期平均リターンについて見てみましょう。
下図に過去30年間における、S&P500の長期チャートを示します。
S&P500指数_30年チャート
30年前の1991年12月、S&P500は430ポイントほどでした。
この30年間で、S&P500は10倍以上に上昇しています。
これは平均利回りにすると、年利8.2%ほど。
S&P500は堅実な上昇を続け、十分すぎるほどのリターンをもたらす株価指数です。
ナスダックは30年で30倍
続いて、ナスダックの長期平均リターンを見てみましょう。
下図に過去30年間における、ナスダックの長期チャートを示します。
ナスダック_30年チャート
1991年12月のナスダックは、520ポイントほどでした。
この30年間で、ナスダックは30倍にまで上昇しています。
これは平均利回りに換算すると、年利12%ほど。
S&P500と比較しても、その上昇力は圧巻です。
ナスダックはまさに、圧倒的な成長力を誇る株価指数といえるでしょう。
ナスダックは成長株がメイン
ナスダックは新興企業の成長株が多く、IT銘柄やハイテク株を中心に構成されています。
下記に、ナスダックの構成上位銘柄を示します。
ナスダックの構成上位銘柄
- アップル
- マイクロソフト
- アマゾン
- アルファベット
- フェイスブック
- テスラ
- エヌビディア
- ペイパル
このようにナスダックの上位銘柄は、GAFAMを中心とするIT・ハイテク株で構成されています。
幅広い業種で構成されるS&P500と違い、ナスダックは値動きの大きい成長株が中心です。
よってナスダックの成長力は、S&P500を遥かに凌駕します。
ただし値動きがとても大きいため、ナスダックは「ハイリスク・ハイリターン」の市場といえます。
ナスダックのリターンは、S&P500の3倍
ここで改めてナスダックの成長力について、S&P500と比較しておきましょう。
先ほど示した過去30年間のリターンをまとめると、下記のようになります。
直近30年の上昇率
- S&P500 :10倍
- ナスダック:30倍
単純に長期30年間のリターン比較では、S&P500が10倍であるのに対し、ナスダックは30倍の上昇です。
これはナスダックの長期平均リターンが、S&P500の3倍もあることを示しています。
このようにナスダックの成長力は、S&P500を遥かに超越します。
ナスダックとS&P500では、もはや比較にならないほどの格差が生じているのです。
S&P500×3倍より、ナスダック×2倍の方が強い
ここまで、ナスダックの圧倒的な強さについて解説してきました。
最後にナスダックとS&P500における、レバレッジ型ファンド(ETF)についても比較しておきましょう。
S&P500×3倍は、30年で30倍
ETFや投資信託を活用すれば、S&P500にレバレッジをかけた運用が可能です。
なかにはETFの「SPXL」のように、S&P500×3倍に連動する商品もあります。
S&P500は30年で10倍に上昇しているので、3倍のレバレッジをかければ30倍です。
レバレッジを活用して長期で運用することで、大きな成果を期待できるでしょう。
ナスダック×2倍なら、30年で60倍
そしてナスダックにも、レバレッジをかけられる商品があります。
なかでもお勧めは、2倍のレバレッジをかけたファンド「iFreeレバレッジ NASDAQ100」です。
このファンドへ投資すれば、ナスダック×2倍に連動するパフォーマンスでの運用が可能です。
ナスダックは直近30年間で30倍に上昇しているため、2倍のレバレッジをかければ60倍です。
成長力の高いナスダックにレバレッジをかけることで、桁違いの高リターンを狙うこともできるのです。
ナスダック×3倍は、おすすめしない
なお3倍のレバレッジをかけられる「NASDAQ100 3倍ブル」もあるのですが、これはお勧めしません。
「NASDAQ100 3倍ブル」は償還日が2023年10月に設定されており、長期投資ができないためです。
3倍のレバレッジをかけた状態で短期投資に臨むのは、リスクが高すぎて、ギャンブルと同じです。
レバレッジをかけるならリスクを減らすためにも、長期投資とすることを前提にしましょう。
ナスダック「レバレッジ2倍」が最強
上記をまとめると、「ナスダック×レバレッジ2倍」が最もおすすめであることが分かります。
ここまでお話した結果を簡潔にまとめると、下記のようになります。
直近30年を運用した場合の上昇率
- S&P500 ×レバレッジ3倍:30倍
- NASDAQ ×レバレッジ2倍:60倍
結果的にS&P500×3倍よりも、NASDAQ×2倍の方が、成果がはるかに高くなります。
過度なリスクを避けるためにも、レバレッジは低めにしておく方が賢明です。
よって低レバレッジでハイリターンを目指せる「ナスダック×2倍」へ長期投資することが最強です。
レバレッジ型へ投資するには?
レバレッジ型のファンドへ投資できる商品については、下記の別記事にて紹介しています。
ナスダックやS&P500のレバレッジファンドも紹介しているので、ぜひ参考にしてみて下さいね。
まとめ
以上により、今回は「ナスダックとS&P500」を比較して、ナスダックの圧倒的な強さを解説しました。
ここまで解説してきた項目について、最後にもう一度おさらいしておきましょう。
🔳ナスダックがS&P500よりも圧倒的に強い理由
✅S&P500は、30年で10倍に
✅ナスダックは30年で30倍
✅ナスダックは成長株がメイン
✅ナスダックのリターンは、S&P500の3倍
🔳S&P500×3倍より、ナスダック×2倍の方が強い
✅S&P500×3倍は、30年で30倍
✅ナスダック×2倍なら、30年で60倍
✅ナスダック「レバレッジ2倍」が最強
【結論】ナスダックはS&P500よりも、圧倒的な強さを誇ります。
ナスダックの長期平均リターンは、S&P500の3倍に及びます。
この30年でS&P500は10倍になりましたが、ナスダックは30倍に上昇しています。
今後もGAFAMを中心にIT、ハイテク株の成長が続く限り、ナスダックの成長は止まらないでしょう。