今回は「コニカミノルタの株価」の今後について、上昇する5つの理由を解説していきたいと思います。
🔳コニカミノルタの今後の株価【暴落の原因とは】
✅株価は長らく低迷が続く
✅業績は2期連続の減収減益
✅純利益も2期連続の赤字
✅苦境にコロナが追い打ち
🔳コニカミノルタの株価が今後、上昇する5つの理由
✅今後は増収・増益が続く
✅最悪の時期は脱している
✅配当利回りがかなり高い
✅株価はかなり割安な水準
✅DX支援で復調を目指す
「コニカミノルタの株価は、今後どうなるかな・・・」
今回は、そんな疑問にお答えしていきます。
【結論】コニカミノルタの株価は今後、必ず上昇へ転じます。
同社の業績は2期連続の赤字が続き、株価も暴落していましたが、すでに最悪の時期は脱しています。
今後は「増収・増益が続く」ことが確実となっており、株価は必ず復調するでしょう。
今回は「コニカミノルタの株価」の今後について、上昇する5つの理由を解説していきたいと思います。
コニカミノルタの今後の株価【暴落の原因とは】
それでは「コニカミノルタの株価」の今後について、予想していきましょう。
まずは同社における、株価と業績の現状から整理していきましょう。
株価は長らく低迷が続く
コニカミノルタの株価は、長らく低迷が続いています。
下図に直近20年間における、コニカミノルタの株価チャートを示します。
コニカミノルタ(4902)株価チャート_20年
同社の株価は2015年には一時、1,600円を超えるまでに上昇していました。
それが2020年には、250円まで下落してしまったのです。
たったの5年間で株価が15%になってしまう、大暴落となりました。
ではこの暴落は、果たして何が原因だったのでしょうか?
業績は2期連続の減収減益
コニカミノルタの株価が暴落している原因は、業績の低迷です。
下図に、コニカミノルタの業績推移を示します。
コニカミノルタ(4902)業績推移と見通し
(四季報 2022年3月18日更新)
コニカミノルタ(4902)売上高の推移
同社の業績は21年3月期まで、2期連続の減収・減益が続いています。
同時期に配当金も、30円から25円へと減配されました。
同社ではこのように、株価も業績も配当も、下降の一途をたどっています。
純利益も2期連続の赤字
なかでも特に致命的となったのは、純利益の連続赤字です。
下図にコニカミノルタにおける、純利益の推移を示します。
コニカミノルタ(4902)純利益の推移
コニカミノルタでは上図の通り、2期連続の赤字決算が続いています。
特に直近の21年3月期の純利益は▲152億円と、巨額の赤字を計上しました。
このような業績の低迷により、株価は大きな暴落に陥っています。
苦境にコロナが追い打ち
この業績不振に追い打ちをかけたのが、2020年のコロナショックです。
ただでさえ低迷していた状況にコロナが加わり、株価はさらに暴落してしまいました。
コロナ禍でオフィスへの出社率が低下し、プリントレスの加速が懸念されたためです。
コニカミノルタにとっては業績不振にコロナが加わり、まさに最悪の時期となってしまいました。
コニカミノルタの株価が今後、上昇する5つの理由
ここまで、株価と業績の現状について整理してきました。
そしてコニカミノルタの株価は今後、必ず上昇へ転じます。
以下に株価が上昇する5つの理由について、1つずつ解説していきましょう。
今後は増収・増益が続く
ここまで低迷が続いていた同社の業績ですが、今後は復調へと向かう見込みです。
下図に、コニカミノルタの業績推移と見通しを示します。
コニカミノルタ(4902)業績推移と見通し
(単位:百万円)
これまで2期連続の赤字が続きましたが、今後は増収・増益へと転じる見込みです。
純利益も着実に黒字化し、23年3月期には224億が予想され、連続増益が続く見込みです。
業績が想定通りに上向けば、コニカミノルタの株価は、必ず上昇へ転じるでしょう。
最悪の時期は脱している
ここまで解説したように、コニカミノルタの業績は、21年3月期が最悪期であることが分かります。
実際に同社の株価は、すでに上昇を始めています。
下図に直近10年間における、コニカミノルタの株価チャートを示します。
コニカミノルタ(4902)株価チャート_10年
コニカミノルタの株価は20年10月を底に、以降は上昇へと転じています。
先述したように今後の業績も、増収・増益が続くことが確実視されています。
よってコニカミノルタの株価と業績は、すでに最悪期を脱しています。
今後は業績の復調とともに、株価も上昇を続けるでしょう。
配当利回りがかなり高い
コニカミノルタの株は、配当利回りの高さが魅力です。
下図に同社における、配当金の推移を示します。
コニカミノルタ(4902)配当金の推移
(単位:円)
コニカミノルタの配当は業績低迷を受けて、19~20年度は25円へ減配となりました。
しかし21年度の会社予想では、再び30円へと増配される見通しです。
予定通りに30円へ増配されれば、同社の配当利回りは、実に6.1%に及びます。
そうなればコニカミノルタの株価は、着実に上昇するでしょう。
株価はかなり割安な水準
コニカミノルタの株価は直近で大きく暴落したため、現在はかなり割安な水準にあります。
下記に同社の株価指標について、日経平均との対比を示します。
コニカミノルタのPBRは0.5倍と、平均値の半分以下の水準まで低下しています。
株価の指標(2022年4月時点)
日経平均 | コニカミノルタ | ||
PER(会社予想) | 倍 | 12.9 | 161.2 |
PBR | 倍 | 1.2 | 0.5 |
配当利回り | % | 2.3 | 6.1 |
予想配当利回りも6.1%と、平均値より2.7倍も高い水準に達しています。
これらの数値は、コニカミノルタの株価が割安であることを示しています。
株価が割安であることから、今後の業績さえ上向けば、株価は必ず上昇するでしょう。
DX支援で復調を目指す
同社ではコロナ禍による需要低迷が懸念されましたが、すでに新事業の展開が進められています。
現在はテレワークの業務支援など、デジタルワークを促進するサービスの拡大が進められています。
また自治体の業務分析による効率化や、ペーパーレス化を支援するサービスも進められています。
コニカミノルタではこのように、社会情勢の変化に合わせ、事業形態の変革が進められています。
社会の「IT化、DX化」の波へ追従できれば、同社の業績は必ず回復するでしょう。
まとめ
以上により、今回は「コニカミノルタの株価」が今後、必ず上昇する5つの理由を解説させて頂きました。
ここまで解説してきた項目について、最後にもう一度おさらいしておきましょう。
🔳コニカミノルタの今後の株価【暴落の原因とは】
✅株価は長らく低迷が続く
✅業績は2期連続の減収減益
✅純利益も2期連続の赤字
✅苦境にコロナが追い打ち
🔳コニカミノルタの株価が今後、上昇する5つの理由
✅今後は増収・増益が続く
✅最悪の時期は脱している
✅配当利回りがかなり高い
✅株価はかなり割安な水準
✅DX支援で復調を目指す
【結論】コニカミノルタの株価は今後、必ず上昇へ転じます。
同社の業績は低迷が続いていましたが、すでに最悪の時期は脱しています。
今後の業績は「増収・増益が続く見込み」であり、配当も増配が予想されています。
予定通りに増収・増益・増配となれば、コニカミノルタの株価は、間違いなく上昇するでしょう。