はじめまして、投資家の関原大輔(@sekihara_d)です。
今回は「ゆうちょ銀行の株価」を予想して、今後も下落する6つの理由を解説していきたいと思います。
🔳ゆうちょ銀行の株価を予想【下落する6つの理由】
✅①株価は5年で半値に下落
✅②業績は右肩下がりで下降
✅③今後も減収・減益の予想
✅④配当金も減配となる予想
✅⑤株価はかなり割安な水準
✅⑥郵政の事業は衰退の一途
「ゆうちょ銀行の株価は、今後どうなるかな・・・」
今回は、そんな疑問にお答えしていきます。
【結論】ゆうちょ銀行の株価は、今後も必ず下落を続けます。
ゆうちょ銀行の業績は衰退の一途をたどっており、今後も減収・減益が続く見込みです。
今後の配当金も減配が予想されており、引き続き株価の下落は避けられないでしょう。
今回は「ゆうちょ銀行の株価」を予想して、今後も下落する6つの理由を解説していきたいと思います。
ゆうちょ銀行の株価を予想【下落する6つの理由】
それでは「ゆうちょ銀行の株価」について、予想していきましょう。
ゆうちょ銀行の株価は、今後も必ず下落を続けます。
以下に株価が下落する6つの理由について、1つずつ解説していきます。
①株価は5年で半値に下落
ゆうちょ銀行の株価は2015年に上場して以来、下落の一途をたどっています。
下図にゆうちょ銀行における、上場来の株価チャートを示します。
ゆうちょ銀行(7182)株価チャート
上場直後は一時1,800円まで上昇しましたが、2020年には800円を下回るまでに下落しました。
たったの5年で、株価が半値以下になってしまったのです。
その原因は、主に業績の低迷にあります。
以下に、詳しく解説していきましょう。
②業績は右肩下がりで下降
ゆうちょ銀行の業績は、長期的に右肩下がりで下降しています。
下図に、ゆうちょ銀行の業績推移を示します。
ゆうちょ銀行(7182)売上高の推移
ゆうちょ銀行(7182)純利益の推移
このように、ゆうちょ銀行の業績は、少しずつ右肩下がりで下降しています。
売上も利益も、少しずつ縮小してしまっているのです。
これはまさに、郵政の金融サービスが、衰退産業であることを意味します。
このような業績推移では、株価が暴落するのは当然の結果といえます。
③今後も減収・減益の予想
さらに今後の業績予想においても、減収・減益が予想されています。
下図に、ゆうちょ銀行の業績推移と見通しを示します。
ゆうちょ銀行(7182)業績推移と見通し
(四季報 21年6月18日更新)
すでに22年3月期の業績予想においても、減収・減益が予想されています。
さらにその後の23年3月期の予想においても、売上高(経常収益)は連続減収となる見込みです。
このような業績見込みでは、株価が下落するのは当然といえるでしょう。
④配当金も減配となる予想
ゆうちょ銀行では業績低迷を受け、とうとう配当金も減配される見通しです。
これまでは1株あたり50円の配当が継続され、配当利回りの高さが維持されてきました。
しかし22年3月期の配当予想では、40円に減配される見込みとなっています。
このような減配措置も、株価を下落させた要因の一つでしょう。
⑤株価はかなり割安な水準
ゆうちょ銀行の株価は、すでにかなり割安な水準にあります。
下記にゆうちょ銀行の株価指標について、日経平均との対比を示します。
株価の指標(2021年7月時点)
日経平均 | ゆうちょ銀行 | ||
PER(会社予想) | 倍 | 14.1 | 13.6 |
PBR | 倍 | 1.3 | 0.3 |
配当利回り | % | 1.8 | 4.3 |
ゆうちょ銀行の株価は、上記すべての指標において、平均値よりも割安な水準です。
特に配当利回りは平均より2.4倍も高く、PBRは平均の1/4となる低水準です。
これは、ゆうちょ銀行の株を買う人が少なく、株価がどんどん安くなっていることを意味します。
今後も業績悪化を止めない限り、株価はどんどん下落する可能性が高いでしょう。
⑥郵政の事業は衰退の一途
ゆうちょ銀行のような郵政の金融サービスは、これから衰退が進むことは避けられないでしょう。
下図に参考資料として、ゆうちょ銀行における人員数の推移を示します。
ゆうちょ銀行(7182)人員数の推移
ゆうちょ銀行ではこのように、現在も大幅な人員削減が進められています。
これは明らかに、ゆうちょ銀行が成長フェーズではなく、衰退局面にあることが分かります。
このような縮小フェーズでは、ゆうちょ銀行が企業として成長することは極めて困難です。
よって今後の株価においても、上昇を期待することは難しいでしょう。
まとめ
以上により、今回は「ゆうちょ銀行の株価」を予想して、今後も下落する理由を解説させて頂きました。
ここまで解説してきた項目について、最後にもう一度おさらいしておきましょう。
🔳ゆうちょ銀行の株価を予想【下落する6つの理由】
✅①株価は5年で半値に下落
✅②業績は右肩下がりで下降
✅③今後も減収・減益の予想
✅④配当金も減配となる予想
✅⑤株価はかなり割安な水準
✅⑥郵政の事業は衰退の一途
【結論】ゆうちょ銀行の株価は、今後も必ず下落を続けます。
ゆうちょ銀行の業績は、長期的に右肩下がりで下降を続けています。
今後の業績予想においても、減収・減益が続くことが確実な状況です。
22年3月期は配当金も減配が予想されており、今後の株価も下落は避けられないでしょう。