はじめまして、投資家の関原大輔(@sekihara_d)です。
今回はコロナショックによる株の暴落で「損切り」する人が、投資で絶対に勝てない理由を解説していきたいと思います。
コロナショックの影響で世界中の株価が暴落しているため、不安になる方も多いですよね?
このような局面では、暴落に耐え切れずに「損切り」する人が後を絶ちません。
しかし、このような局面で「損切り」するような人は、投資で勝つことはできません。
コロナショックによる暴落は、まさに絶好の「買い時」であるにも関わらず、この局面で売ってしまっていては、一生勝つことができないからです。
今回はコロナショックによる株の暴落で「損切り」する人が、投資で絶対に勝てない理由を解説していきます。
コロナショックで株を損切りする人が勝てない理由
それでは、コロナショックで株を損切りする人が、投資で勝てない理由について解説していきましょう。
まずは、「損切り」の本質を理解するところから始めていきましょう。
損切りとは、安い時に売る行為
株の損切りとは、株価の下落時に、これ以上の損失拡大を避けるために売ってしまう行為です。
「もっと下がったら、どうしよう・・・」
損切りとは端的に言えば、「恐くなって、安い時に売る」という行為です。
いつの時代でも、投資で成果を上げる大原則は、下記の2点でしかありません。
✅安い時に買う
✅高い時に売る
ところが「損切り」する人は、恐くなって「安い時」に売ってしまいます。
そして、そのような人は例外なく、買う時も「高い時」に掴んでしまいます。
「損切りする」ということは、相場を追いかけてしまう行為です。
皆が買っている時に買い、皆が売っている時に売ってしまう。
そのような投資のスタイルでは、株式投資では一生勝つことができません。
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長期で見れば「買い時」なのは明らか
今回のコロナショックの騒動により、株価は激しく下落しました。
しかし、それでも長期的に見れば「買い時」なのは明らかです。
下図は米国株NYダウの30年チャートです。
長期的には5年に1回程度の割合で、株価の暴落が起きていることが分かります。
米国株NYダウ 30年チャート
上図の丸印で囲った箇所が、株価の暴落時です。
今回のコロナショックは、2008年のリーマンショック級に迫る暴落となりそうです。
ここで大切なことは、長期的にはどの暴落も絶好の「買い時」ということです。
上図のチャートを見れば明らかなように、まさに丸印の箇所が、一番の「買い時」です。
損切りする人は、暴落時に売ってしまう
ところが今回のコロナショックのようなケースで損切りする人は、上図の丸印の箇所で、売ってしまう人です。
損切りする人は、一番の買い時であるにも関わらず、株を売ってしまうのです。
これでは勝利のセオリーとは逆の方向へと向かっているので、株式投資で勝つことは一生できません。
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コロナウイルスの騒動は明らかに短期的
そもそもコロナウイルスの流行など、短期的な騒動であることは間違いありません。
少なくてもリーマンショックのような、数年に渡る危機にならないことは明らかです。
よって株価の下落も一時的なものに留まり、すぐに回復することは必至です。
来年になっても、まだコロナウイルスで騒いでいると思いますか?
そんなことは、あり得ません。
SARSの時も、夏には終息
2003年のSARSの時も、騒動のピークは2月~3月中旬まででした。
春になる頃には徐々に沈静化し、5月には株価も元の水準まで回復しています。
短期的な暴落時に損切りをしても、株価はすぐに戻ります。
よって安易な損切りは、かえって損失を拡大させてしまうことにもなりかねません。
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株の「買い時」を示すVIX指数
株式市場の混乱の度合いを示す代表的な指標として、恐怖指数VIXという指数があります。
下図にVIXの長期チャートを示します。
今回のコロナショックのような混乱が起きると、VIXは大きく上昇します。
恐怖指数VIXの長期チャート
(引用元:TradingView)
今回のコロナショックの騒動でVIXは急騰し、一時82まで上昇しました。
これはリーマンショックの2008年以来、およそ12年ぶりの事態です。
これは逆手に取れば、VIXが急激に高まった時こそ、株の絶好の「買い時」といえます。
VIXが最高潮に達した時こそが、株価暴落の底値を示すタイミングだからです。
損切りする人は、底値で売る
ところがコロナショックのようなケースで株を「損切り」する人は、このVIXが高まる時に、株を売ってしまう人です。
多くの人が株を売り、株価が最も暴落するタイミングで、株を売ってしまうのです。
株式投資で成果を上げるのは、VIXが上昇した時に「買える」投資家だけです。
損切りする人は、逆に売ってしまっているため、いつまで経っても成果を上げることができないのです。
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まとめ
以上により、今回はコロナショックによる株の暴落で「損切り」する人が、投資で勝てない理由について解説させて頂きました。
いかがでしたか?
今回のコロナショックのような局面で「損切り」をするような人は、投資で勝つことはできません。
今回の暴落は絶好の「買い時」であるにも関わらず、この局面で売ってしまっていては、一生勝つことができないからです。
損切りする人は、「買い時」の局面で、株を売ってしまいます。
多くの人が売っている局面で株を売っても、成果が出るはずもありません。
歴史を振り返れば、過去の暴落はすべて「買い時」です。
市場がパニックになっている時こそ、冷静に歴史を振り返り、投げ売りしないことが大切ですね。
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