はじめまして、投資家の関原大輔(@sekihara_d)です。
今回はコロナウイルスによる株価への影響について、SARSの時を振り返りながら解説していきたいと思います。
コロナウイルスの影響で株価が急落しているので、どうしても不安になる方は多いですよね?
しかし株価のトレンドは、間違いなく今が買い時です。
SARSの歴史を振り返っても、長期的に見れば、騒動はほんの一瞬にすぎません。
半年後も、コロナウイルスの影響で株価の低迷が続くと思いますか?
そんなことは、絶対にあり得ません。
SARSの時もそうですが、ウイルスの影響はどんなに長引いても、夏には完全に終息するからです。
今回はコロナウイルスによる株価への影響について、SARSの時を振り返りながら解説していきたいと思います。
コロナウイルスの株価への影響は? SARSに学べば今が買い時
2003年のSARSに学ぶ
コロナウイルスのような新型肺炎の騒動は、過去にも似たような前例があります。
その歴史を振り返ることで、過去の傾向を学ぶことができます。
それが2002年~2003年にかけて流行した新型肺炎「SARS」です。
SARSの時も今回と同じような状況に陥っており、感染者は中国を中心に世界30ヶ国へ広まり、8,000人以上が感染、700人以上が死亡したと発表されています。
SARSの時の騒動は6~8ヶ月
SARSの時は、2002年11月に発症が報告され、終息宣言が出されたのは、2003年7月でした。
つまり、騒動が始まってから完全に終息するまでに要した期間は、およそ8ヶ月です。
しかし逆を返せば、株式市場から見れば、たったの8ヶ月です。
それも5月になる頃には騒動も収束していたようなので、実質的に影響があったのは、せいぜい6ヶ月、ということになります。
SARSの時の株価の値動き
ここでSARSの騒動の時の、実際の株価チャートを見てみましょう。
下図は2000年~2008年にかけての、米国株NYダウの株価推移です。
SARSの時の米国株NYダウの値動き
このSARSの時は、2002年12月から2003年3月にかけて、株価が下落しています。
$9,000だった株価が、SARSの影響でおよそ$8,000まで下落した、というイメージです。
底を打ったのは、2003年の3月中旬でした。
よって株価が下落した期間は「およそ4ヶ月間」、下落率は10%強という結果となりました。
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株価の下落は短期的で、長期的には買い時
しかし先ほどの株価チャートを見れば分かるように、長期的な視野に立てば、SARSの騒動も、ごく小さな出来事にすぎません。
SARSの事態が収束へ向かい始めた3月下旬以降は、株価がみるみる上昇し、早くも5月になる頃には、元の水準まで回復しています。
その後の6月以降もどんどん上昇を続け、年末には軽く$10,000を超えてしまいました。
これが、SARSの大騒動の時の現実です。
春になれば事態は終息して株価は元の水準まで戻り、夏から秋にかけては元の水準をはるかに超え、上昇を続けています。
ウイルスの騒動など所詮、短期的な騒ぎにすぎません。
遅くても夏になれば騒動は終息し、株価は上昇に転じるのです。
よってこの時の教訓からも、2月~3月中旬にかけては、「まさに株の買い時」ということになります。
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米国の長期金利は過去最低を更新
市場は完全に「リスクオフ」になっているので、世界のマネーが大量に「安全資産」へと流れています。
最も顕著なのが国債で、米国10年債利回りはなんと0.4%台にまで低下、過去最低の水準を大幅に更新しています。
米国10年債利回りの推移
これは分かりやすく言えば、市場が過去最高の水準にまで「リスクオフ」になっている、ということです。
逆を返せば、騒動が終息して市場が「リスクオン」になれば、世界中のマネーは必ず「株式」へと流れます。
コロナウイルスが終息すれば、株価は一気に上昇することが確実です。
よってコロナウイルスを警戒して株価が下落している今こそ、まさに株の「買い時」なのです。
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まとめ
以上により、今回はコロナウイルスによる株価への影響について、SARSの時を振り返りながら解説させて頂きました。
いかがでしたか?
2003年のSARSの教訓を活かせば、コロナウイルスによる株価急落も、決して恐くはないはずです。
恐いどころか、むしろ株を安く買うことのできる、絶好のチャンスといえます。
今回のコロナウイルスの騒動など、間違いなく短期的な騒ぎにすぎません。
どんなに遅くても夏になれば事態は終息し、株価も上昇するでしょう。
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