はじめまして、投資家の関原大輔(@sekihara_d)です。
今回は資産を増やす方法について、初心者にも簡単にできる方法について分かりやすく解説してみたいと思います。
日本の金融情勢は長らく低金利の状況が続いていることから、資産を増やそうにも、もはや預貯金では増やすことができません。
さらに預貯金では資産が増えないどころか、物価が上昇してしまえば、むしろ現金の価値(購買力)はどんどん減っていってしまうのです。
一昔前であれば100円で買えたジュースが、今では120〜150円もかかるようになりましたよね。
これはすなわち、現金の価値(購買力)が20〜50%も下落したということです。
昔に100万円を預金してとっておいたとしても、今では当時の70〜80万円分の価値しか持たないという事です。
これを俗にインフレと呼び、預金は大きなインフレリスクを負うことになります。
したがって物価の上昇や税金、社会保険料の負担増などから資産を守るためには、資産を増やしていく仕組みを構築する必要があります。
よって今回は資産を増やす方法について、初心者の方をはじめ、誰にでも簡単にできる方法について分かりやすく解説していきたいと思います。
資産を増やす方法とは
資産を増やしていくには資産を運用していく必要があるのですが、まず運用する手法にはどういった種類のものがあるのでしょうか。
一般的に資産運用といえば、下記の種類のようなものが挙げられます。
資産運用の種類
現金・預金 日本円で保有する資産
株式 企業の株式を保有する
債券 国債や社債などの有価証券を保有する
外貨 海外の通貨を保有する
不動産投資 土地やマンション、アパートなどを所有する
仮想通貨 ビットコインなどの電子通貨を保有する
上記のように資産を運用する手法には様々な種類のものがありますが、ここではまず初心者の方をはじめ誰にでも簡単にできる手法として、投資信託を活用した株式、債券で運用する手法について紹介していきたいと思います。
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資産を増やす方法 投資信託
それでは、投資信託を活用して資産を増やしていく方法について解説していきます。
投資信託とは、投資家から集めた資金を専門の機関(投資ファンド)が株式や債券などへ投資して運用し、その運用成果を投資家へ分配する仕組みの金融商品を指します。
出典元:楽天証券
投資信託を活用すれば、投資家はお金を出資するだけで良く、後の運用作業はすべてプロのファンドに任せることができます。
よって投資信託なら投資家に専門知識は一切不要なので、初心者の方をはじめ、誰にでも簡単かつ安全に投資することができます。
投資信託 債券ファンド
まずは最も手堅く運用できる手法として、債券で運用するファンドについて紹介します。
債券とは、国や企業などの発行体が、投資家から資金を借り入れるために発行する有価証券です。
発行元:SBI証券
債券を購入すると、定期的に利率分の利子を受け取ることができます。
そして、満期日を迎えると、額面金額である償還金を受け取ることになります。
投資家は、発行体に対してお金を貸す代わりに利子をもらう、というイメージです。
発行元:SBI証券
債券には国の発行する国債や、企業の発行する社債などがありますが、初心者には手が出しづらいと思われる方が多いと思います。
したがって債券で運用するには、投資信託の活用が手軽でおすすめです。
ネット証券の投資信託であれば、手数料も無料で100円から手軽に投資できるファンドも増えてきているので、初心者にも安心でおすすめです。
ここで、おすすめの債券ファンドの一例を下記に示します。
ファンド名:三井住友・日本債券インデックス・ファンド
運用会社 :三井住友DSアセットマネジメント
種 別 :国内債券
買付手数料:無料(ネット証券)
最小投資額:100円以上1円単位
運用開始日:2002年1月4日
上図は私のおすすめする国内債券ファンドの運用成績です。
運用を開始した2002年以降、大きな下落はなく、少しずつですが安定的に上昇を続けてくれるのが特徴で、これまでの平均利回りは1.6%ほどで運用されてきています。
債券は株式に比べてリターンは小さいですが、暴落するリスクも小さいことが大きなメリットとなります。
よって手堅く運用したい人なら、株式よりも債券の方がおすすめです。
2008年のリーマンショックの金融市場暴落の時でさえ、大きな下落もなく元本+αを維持したまま通過しています。
その後も順調に上昇を続け、2016年には元本が+30%にまで上昇しています。
このように債券はマーケットから受ける影響を少なくできることが特徴で、いつ解約しても元本割れしづらく、安心感があるのが強みといえます。
これだけ安定しているのであれば、預金代わりに手軽に運用しても良いでしょう。
よって運用に安心感を求める人や、元本保証型を好むような人であれば、株式よりも債券の方がおすすめです。
投資信託 株式ファンド
続いて、株式系の運用ファンドについて紹介します。
株式は数ある資産運用のなかでも、最もポピュラーでスタンダードな手法の一つです。
株式とは、上場(株式公開)されている企業の株式を買って保有すること、つまり企業にお金を投資(出資)して株主になることを指します。
出典元:楽天証券
株式では債券よりも価格の変動が激しいことが特徴で、市場環境によっては元本割れを引き起こすリスクもありますが、その分リターンも大きいため、債券よりも大きなリターンを狙うことができます。
あくまでも投資なので、短期的に大きな収益を上げることは難しいですが、長期投資のスタンスで正しい運用さえできれば極めてリスクが低く、安全に大きなリターンを期待できる有力な資産運用の手法の一つといえます。
ここで具体例として、私のおすすめする株式系ファンドの運用実績について紹介しておきましょう。
下図は私も実際に投資している株式系の運用ファンド『三井住友・中小型株ファンド』の運用成績を示したものです。
ファンド名:三井住友・中小型株ファンド
運用会社 :三井住友DSアセットマネジメント
種 別 :日本株式
買付手数料:無料(ネット証券)
最小投資額:100円以上1円単位(ネット証券)
運用開始日:2003年9月30日
同ファンドは2003年に設立されて以降長期に渡り運用されており、チャートに示す通り2003年から15年間を複利(分配金再投資)で運用していれば運用額は+500%、つまり投資額が6倍になるという超大幅上昇をみせています。
2008年にリーマンショックによる大暴落があったため、安部政権が発足する2013年くらいまでは苦しい時期となりましたが、辛抱強く投資を続けていれば、巨額の富を築いてくれた一例です。
このように投資信託では成果を出すのに時間がかかる場合はありますが、信頼できるファンドさえ見つければ投資家はお金を出資するだけで良く、あとは長期運用のスタンスで放置しておけばプロのファンドが運用してくれて、着実に成果を上げることができるのです。
繰り返しますが、このファンドへ15年前に投資して放置していれば、運用額は6倍になりました。
これを普通に銀行に預けていたのでは微々たる利息が付くだけで資産はほとんど増えないため、このケースでいえば行動する人としない人とで、運用額に6倍もの差がついてしまうのです。
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資産を増やす方法 投資信託を始めるには
資産運用の始め方についてですが、今回ご紹介したような投資信託を始めるなら、ネット証券の活用が断然おすすめです。
ネット証券であれば少額からでも投資できる点が大きな強みで、投資信託なら100円からでも手軽に投資することができるのです。
出典元:楽天証券
ネット証券であれば、いつでも、どこからでもスマートフォンなどからのインターネットで手軽に投資することができます。
ネット証券の方が手数料も格段に安く、投資信託なら100円からでもクリックだけで手軽に投資することができるので、初心者にも安心でおすすめです。
ネット証券なら利用登録もインターネットで手軽に申請でき、口座開設を含め初期費用もすべて無料なので、これを機に無料登録をして、まずは100円からでも投資してみることをおすすめします。
証券会社は国内シェア1位のSBI証券か2位の楽天証券がおすすめで、私自身もこの2社を愛用しており、このいずれかを選んでおけば十分です。
この辺りについては別記事の『初めての株式投資 初心者向けの始め方をやさしく解説』にて詳しく解説していますので、あわせて参照ください。
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まとめ
以上により、今回は資産を増やす方法について、誰にでも簡単にできる方法として投資信託を活用した方法について解説させて頂きました。
今回ご紹介したような形で投資信託を活用し、じっくりと時間をかけて長期で運用することにより、誰にでも簡単に資産を増やすことが可能となります。
繰り返しになりますが、預貯金では資産は増えないどころか、物価が上昇するに連れて現金の価値はどんどん減っていってしまうため、預貯金では資産を守ることができません。
したがって資産を守り、少しでも増やしていきたいのであれば、資産を運用することが必須要件となります。
資産運用に必要な知識については、当サイト内でも多くのコンテンツをすべて無料にて公開していますので、資産運用について学びたい方のお役に立てれば幸いです。
皆さんも思い立ったが吉日、今すぐに勉強を始めて行動を起こし、人生を豊かにしていきましょう。
資産運用について学ぶには書籍にて独学で勉強をするのも良いのですが、最初は何から始めれば良いのか分からない方も多いと思います。
そんな方は、一度無料セミナーに出てみるのも良いかもしれません。
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