資産運用 投資と投機の違いを解説 🔰初心者必見

はじめまして、投資家の関原大輔(@sekihara_d)です。

今回は『投資』と『投機』の違いについて解説してみたいと思います。

資産運用をしていく上では、ここの違いをきちんと理解することが、何よりとても重要な基礎となります。

巷の声を聞いていると『投資』ではなく『投機』に走り血眼になっている人が非常に多いように感じます。

そして、そのような投機筋は『投資』と『投機』の違いを理解できておらず、自分では『投資』をしているつもりなのでしょうが、実際には『投機』である場合が多いのです。

分かりやすい事例でいうと仮想通貨や、FXの短期トレードなどがこれに該当します。

これらの金融商品を否定するつもりではありませんが『投資』と『投機』の違いについてはきちんと理解しておく必要があります。

今回はこの『投資』と『投機』の違いに重点を置いて解説していきます。

投資と投機の違い 投資とは

『投資』とは、広辞苑によると下記のように定義されています。

投資の定義(広辞苑抜粋)

①利益を得る目的で、事業に資金を投下すること。出資。
②比喩的に、将来を見込んで金銭を投入すること。

これを平たく読み解くと、投資とは『将来』を見込んで『事業』に出資する行為と捉えて良いでしょう。

そして、その代表例が株式投資です。

真の『投資』は長期の株式投資

株式投資の本質はまさに、企業の『将来』を見込んで『事業』に出資することです。

株式投資とは、企業の事業にお金を出資し、その見返りとして配当金を得ることが本質です。

ここで大事なのは、真の投資とはお金を『出資』する行為ということです。

よって株価が上がったり下がったりする度に一喜一憂しているようでは真の投資とは言えません。

真の投資とは極端な話、投資したお金は『出資』したのだから、一生返って来なくても構わない、というくらいの器量を持つことです。

そしてこれに近い『器量』を持てるようになると、自ずと結果が出るようになり、お金がさらにお金を呼び込むようになります。

これはおそらく、お金の女神は常に、投資の本質を貫き続ける真の投資家に微笑むようになっているのでしょう。

逆に、目先のお金に血眼になって短期売買を繰り返す投機筋のような人には、お金の女神は微笑みません。

これは『投資』と『投機』の違いを理解する上で重要なポイントとなります。

次に『投機』について解説していきます。

投資と投機の違い 投機とは

『投機』とは、広辞苑によると下記のように定義されています。

投機の定義(広辞苑抜粋)

① 損失の危険を冒しながら大きな利益をねらってする行為。やま。
② 市価の変動を予想して、その差益を得るために行う売買取引。

これを平たく読み解くと、投機とは①『ハイリスク・ハイリターンを狙う行為』、そして②『市価の「変動」による差益を狙う行為』であると理解できます。

これを具体的な手法に例えると、①は仮想通貨のことであり、②はFXなどの短期売買のことといえるでしょう。

そして、どちらにおいても先述した『投資』とは性質の異なる行為であることが分かります。

また先に『投資』とは『将来を見込んで事業に出資する行為』と定義しましたが、『投機』ではその逆で『目先の利益を追求する行為』とも捉えることができます。

仮想通貨は投機

例えば仮想通貨を買う行為は、先述した『投資』とは明らかに性質が異なります。

仮想通貨はタイミングよくハマれば投下資金を短期で簡単に2〜4倍以上にする威力がある反面、あっという間に価値を1/2〜1/4以下にしてしまうリスクを伴います。

また仮想通貨の値動きには明確な根拠が一切ないので、とても投資と呼べる対象ではなく、むしろギャンブルに近い側面があります。

このハイリスク・ハイリターンの特性はまさに『投機』の定義と完全に一致します。

FXの短期売買は完全に投機

FXなどの短期売買は『投機』の代表例といえます。

FXの短期売買は為替の『変動』を利用して差益を狙う行為といえます。

為替の値動きは長期であればある程度の推測も可能ですが、短期的な値動きは誰にも予測不能であり、これもギャンブルに近い側面があります。

また為替の数字だけを追いかけて自分の目先の利益だけを追求する行為であり、とても投資と呼べる対象ではありません。

またFXは投下資金に数十倍ものレバレッジをかけることが可能です。

これは目先の大きな利益を狙う代わりに、リスクも数十倍へと大きくする行為であり、まさに『投機』の定義と完全に一致します。

したがってFXなどの短期売買は『投機』と位置づけて間違いないでしょう。

まとめ

以上により、『投資』と『投機』の違いについて解説させて頂きました。

結論をいうと、資産運用で成功を収めるには、投機ではなく『投資』に徹することができるかどうかが重要となります。

お金の女神は常に『投資』の本質を貫いた真の投資家に微笑むようになっています。

投機ではなく『投資』が自然にできるレベルにまで到達できれば、焦らずとも自ずと結果が出るようになり、お金がさらにお金を呼び込むようになるでしょう。

逆に、目先のお金に血眼になって短期売買を繰り返す投機筋のような人には、お金の女神は微笑みません。

一部に仮想通貨やFXで大きく稼いだ人がいるのも事実ですが、それはあくまでも『まぐれ』に近い現象であり、再現性も全くありません。

仮に強運に恵まれて投機で短期的に利益を上げることができたところで、継続して稼ぐことができなければ意味がありません。

お金の女神様は、パソコンのディスプレイの前に毎日かじりついている投機筋よりも、『投資』の本質を貫く真の投資家に微笑みます。

資産運用で成功を収めるには、お金や資産運用についての正しい知識を学び、投機ではなく『投資』の本質を貫き続ける真の投資家への到達を目指していきましょう。

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