そろそろ資産運用を始めてみようかな、株でもやってみようかな、という人はたくさんいると思いますが、株式投資となると最初は敷居が高く、始め方もよく分からないという方も多いと思います。
そこで今回はそんな初心者の方をサポートする目的で、株式投資の始め方について解説していきたいと思います。
昔と違って今はインターネットで少額から手軽に投資することができ、資金が少ない方でも100円以上から投資ができるので大丈夫です。
ここでは誰にでも簡単に始められる株式投資の始め方について解説していきます。
株式投資の始め方 証券会社を決めて口座を開設する
まず株の取引をするためには、証券会社への口座開設をする必要があります。
証券会社はネット証券がおすすめで、銀行などの金融機関や店舗対面型の証券会社へ行く必要はありません。
ネット証券の方が取引手数料も格段に安く、口座開設もインターネットで自宅から申し込みができるので、手軽でおすすめです。
ネット証券の会社は国内シェア1位のSBI証券か2位の楽天証券がおすすめで、私自身もこの2社を愛用しており、このいずれかを選んでおけば十分です。
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👉楽天証券
SBI証券
SBI証券は国内最大手のネット証券で、国内シェアで断トツの1位を誇る証券会社です。
国内銘柄なら長期30年までのチャートを網羅しており、マーケット情報の見やすさなどWEB上の情報ツールがすごく使いやすく、私も重宝しています。
出典元:SBI証券
楽天証券
シェアは2位に甘んじていますが、私個人的には楽天証券の方がおすすめです。
楽天証券はポイント制度が充実しており、楽天スーパーポイントを投資に使うことができます。投資でもポイントが貯まり、日常のお買い物でもポイントを貯めて、楽天証券で投資に廻すことができるのです。
特に多くの楽天グループのツールと連携させることで、さらなる効果を発揮します。
楽天市場で買い物をして楽天カードで決済したり、引き落とし口座に楽天銀行を利用したり、旅行に行く時に楽天トラベルを利用すれば、さらにポイント率が高まってどんどんポイントが貯まるようになり、そのポイントを無駄なく投資に廻すことができるのです。
本気で資産形成をしたいのであれば、このように生活費も含めて楽天のポイントシステムへフルに還元していけば、投資の効果も飛躍的に高まり、資産形成をする上で大きな助けとなるでしょう。
出典元:楽天証券
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株式投資の始め方 最初は個別銘柄をおすすめしない理由
ネット証券の口座開設が完了すれば、インターネットですぐにでも取引を開始できます。
ここで最初に何を買えば良いのかについて考えていきましょう。まず多くの人が最初に思いつくのが、国内個別銘柄だと思います。
既に応援していきたいような好きな企業があれば、その企業の株に投資したくなるでしょう。
しかし初心者にそのパターンはあまりおすすめできません。好きな企業に投資することは大いに構わないのですが、儲かるかどうかはまた別の話だと思って下さい。
初心者が買いたくなるような企業はたいてい超が付くほどの有名企業であることがほとんどです。
よくあるのがオリエンタルランド、日本マクドナルド、ニトリホールディングスといった誰もが知るような有名企業ですが、これらの銘柄は既に買われすぎていて、割高になっている可能性が高いです。
初心者はまだそのような投資判断に乏しいため、思いつきで有名企業へ投資することは損失に直結する可能性が高く、おすすめしません。
私の提案する方法を結論からいうと、初心者の投資デビュー時には個別銘柄をおすすめしておらず、最初は投資信託などで徐々に投資に慣れていきながら勉強していくことをおすすめします。理由は下記の通りです。
初心者に個別銘柄をおすすめしない理由
✅初心者にはまだ銘柄の選定力がない
✅いきなり個別銘柄を買うとリスク分散ができずに危険な状態となる
✅個別銘柄は投資しようにもそれなりの初期費用がかかる
初心者には銘柄の選定力がまだ備わっていないため、最初は投資信託などで徐々に投資に慣れつつ、ある程度勉強してからの方が良いと思います。
またいきなり個別銘柄を買ってしまうとリスク分散ができずに危険な状態となってしまいます。
ここでいうリスク分散とは、1つの企業に偏って投資してしまうと予期せぬ事態が起きた時に共倒れとなってしまうため、個別銘柄に投じる比率は多くても全体の10%未満に抑える必要があります。
例えば投資額の大部分を個別銘柄に投資して、東京電力や東芝のような予期せぬ事態が起こって大暴落してしまえば、大切な資産が無くなってしまいます。
このような事態を防ぐには多くの銘柄に分散して投資したり、投資信託の持ち高を増やしたりして個別銘柄にかかるリスクを少なくする必要があります。
また個別銘柄株へ投資するにはそれなりの初期費用がかかります。個別銘柄には最低購入価格があり、前述の日本マクドナルドでは約50万円、オリエンタルランドに至っては100万円以上もかかります。
すべての銘柄がここまで高額な訳ではないですが、個別銘柄では初心者が投資デビューで投じるには金額が大きくなりすぎて、リスクが高まってしまいます。
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株式投資の始め方 最初は投資信託がおすすめ
ということで本記事の結論として、最初は投資信託で投資を始めることをおすすめします。
投資信託とは、投資家から集めた資金を専門の機関(投資ファンド)が株式や債券などへ投資して運用し、その運用成果を投資家へ分配する仕組みの金融商品を指します。
初心者には投資信託がおすすめの理由
✅少額から投資できる(100円以上から1円単位)
✅プロのファンドが分散投資してくれるのでリスクが少ない
現在の投資信託は100円以上から1円単位で投資できるファンドが増えているので、とても手軽に投資することができます。
私も100円でも1,000円でも余ったお金があればネット証券でクリックして投資信託へ投資しています。
初心者の場合、手始めに1~2万円程度の投資で様子を見るのも良いですし、毎月一定額を少しずつ投資する積立投資を選択することもできます。
また投資信託であればプロのファンドが適切な投資配分を定めて分散投資をしてくれるので、前述したような個別銘柄にかかるリスクを負うことがなく、リスクを最小限に抑えることができます。
投資信託のおすすめファンドは?
ここで1つ具体例を出したいので、私の投資しているおすすめのファンドを1つご紹介したいと思います。
下図のチャートは『アムンディ・ターゲット・ジャパン・ファンド』というファンドの設立当時からの運用成果を示したものです。
同ファンドの運用は国内株式の幅広い分野を対象として割安株に厳選して投資し、多くの銘柄に分散投資がなされています。
ファンド名:アムンディ・ターゲット・ジャパン・ファンド
種 別 :日本株式
買付手数料:無料(ネット証券)
最小投資額:1万円〜(積立は500円〜)
運用開始日:2000年8月31日
同ファンドは2000年に設立されて以来長期に渡り運用されており、チャートに示す通り2000年から18年間運用していれば投資額は+500%、つまり投資額が6倍になっています。
凄くないですか?これが株式投資のもたらす、複利と長期投資の威力になります。
複利と長期投資の威力については別記事の株式投資 『複利』運用の偉大な力~人類最大の発明にて詳しく解説しています。
残念ながら日本ではほとんどの人がこのようなファンドの事を知らずに、投資は危険だと豪語し、日々預金に励んでいるのが実情です。
なお投資信託については私が厳選したおすすめファンドを別記事の『投資信託おすすめ厳選5銘柄【初心者必見】』でも紹介しておりますので、そちらも参考にして頂ければと思います。
時間と手間を最小限に抑えたい人は自動運用サービスがおすすめ
また近年ではAI技術の進化により、機械化された自動運用のサービスが続々と出てきています。
なかでもおすすめなのが『ウェルスナビ』というサービスで、AIが国際分散投資を自動運用してくれるので、このようなサービスを使えば、ロボットにお任せという運用もできてしまいます。忙しくて投資に時間を割けない人などにはおすすめです。
まとめ
以上により、初心者向けに株式投資の始め方について解説させて頂きました。
人生100年時代と呼ばれる現代社会においては、年金問題を含め様々な老後不安が叫ばれており、もはや資産運用が必須の時代となりつつあります。
株式投資はきちんと勉強して長期で正しく運用することができれば、決して危険ではありません。
当サイトでは投資に関する様々な情報をすべて無料にて公開していますので、投資に関する情報をお探しの方へ、少しでもお役に立てれば幸いです。
株式投資について独学で勉強をするのも良いのですが、最初は何から始めれば良いのか分からない方も多いと思います。
そんな方は、一度無料セミナーに出てみるのも良いかもしれません。
なかでもファイナンシャルアカデミーが開催している『お金の教養講座』では、東京、横浜、名古屋、大阪の各校にて無料セミナーを実施しており、株式投資などの資産運用について学べますので、おすすめです。
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