はじめまして、投資家の関原大輔(@sekihara_d)です。
今回は私が投資を始めた2011〜2012年にかけて、FXで大損失を出した失敗談をご紹介したいと思います。
100万円以上の損失を出したので当時はパニックに陥り精神的にも落ち込みましたが、今思えば、あの時の失敗のおかげで今の自分がいます。
実際に100万円の『授業料』を払って実体験した大損失は、間違いなく今に活きています。
結果論ですが、その後の投資活動でその時の損失はとっくに回収し、現在では更なる利益拡大を続けています。
どんなに秀でた投資家、起業家でも、一度は『大失敗』を経験しているものです。
失敗は成功の元。
本記事によって、私と同じ失敗を少しでも避けられれば幸いです。
2011年当時の最悪の市況
2011年当時の市況はリーマンショック後の最悪の時期で、日経平均は8千円台、為替は80円/ドル前後と、未曾有の円高の局面でした。
当時の私は投資などしたこともありませんでしたが、そこそこ預金も貯まってきたので、少し運用してみようと思い立ち、投資入門書籍を1〜2冊程度読んだだけで、株式投資を始めました。
さらに史上最大の円高局面でもあったため、『ドルも買って保有しておけば、儲かりそうだ』と思い、FXでドルを購入しました。
ここまでの判断は、今思い返しても正解です。
2011年当時に沢山の投資をしておけば、後に株もドルもすべて大幅上昇となりましたので、その判断は間違いではなかったのですが、その後のやり方が間違っており、地獄の始まりとなってしまいました。
当時はマーケット事態がかなり不安定な状況で、現在と違って多くの投資家が皆、疑心暗鬼という雰囲気が強かったことを、よく憶えています。
当時はギリシャのデフォルト懸念等の悪いニュースが横行し、マーケットは常に右肩下がりの状況で、まさに最も低迷していた時期でした。
悪夢のはじまり
そんな中、初心者で何も知らない私は投資デビューの手始めとしてドルを82円/ドル位で買いました。
そして市況は右肩下がりですので、買って間も無くどんどん円高となり、毎日損失が増えて行きました。
今思えば、ドルをこんなに安く購入できたのだから、後はそのまま放置して保有しておくだけで良かったのですが、当時の初心者の私は不安に駆られます。
気になってニュースを見れば、悪いニュースばかりが横行し、メディアは投資家をますます不安にさせるような記事ばかりを出していました。
ドル/円は一時、75円台にまで急落したのですから、無理もありません。
そこで愚かな私は一度損切りをして、右肩下がりなのだから今度は空売りにしようと売りの決済をしますが、すると今度は売った途端、短期的に円安に戻り損失が拡大するという悪循環に陥ります。
初心者によくあるパターンです。
買っても、売っても、何をやっても、うまく行きませんでした。
今思えば当然で、初心者なのにパニックとなり、訳も分からずに短期の売買を繰り返しているのです。
さらにFXはレバレッジをかけた投資が可能ですので、損失を取り返したい私は、どんどんレバレッジを大きくし、被害を拡大させてしまいました。
さらに悪いことに、FXは株式市場と違って24時間取引が行われています。
したがって当時の私には気の休まる間も無く、寝る直前まで意味もなくチャートにかじり付き、一晩だけで数万円の損失が出ているような、恐ろしい状況が続きました。
毎朝起床と同時に損失が拡大しているのを知るという、まさに悪夢の毎日でした。
そして、これは精神的に良くないと思い、100万円以上の損失となってしまいましたがFXはもう止めようと思い、損切りの精算をして、マーケットから退場させられたのです。
投資家としての転機
そんな中、株に関しては短期売買などはせずに保有を続けていました。
特に損失も出ていないし、配当も株主優待も貰えるので、株に関してはそのまま保有したまま、2年間ほどマーケットから身を引きました。
そして投資のことなどすっかり忘れて、2年ほど仕事に没頭している内に、政党が安部政権に変わり、株価がぐんぐん上昇し、私の保有していた株もたったの2年間で3倍にまで上昇しました。
まさに、晴天の霹靂でした。
『私のやりたかった投資はこれだ』
そう痛感すると同時に、気がつけばドルも105円/ドル前後にまで回復しており、『こんなに簡単なことだったんだ』と、改めて自分の愚かさを思い知らされました。
そして、そこから私の投資に対する情熱が再燃し、猛勉強が再開したのです。
もちろん、短期売買は卒業し、偉大な投資家の書籍を読み漁り、長期投資のマインドを叩き込んでいきました。
そして投資を再開してからは、現在に至るまで、一度も損失を出していません。
なおFXについてはトラウマとなってしまったので、キッパリと卒業しました(笑)。
現在では全世界への株式投資と、不動産投資にシフトし、投資活動を続けています。
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