はじめまして、投資家の関原大輔(@sekihara_d)です。
今回は「ココナラの株価」を予想して、投資する魅力とリスクについて解説していきたいと思います。
🔳ココナラの株価を予想【投資する5つの魅力】
✅上場したばかりの新興企業
✅ココナラの利用者は急増中
✅業績が急速に成長している
✅コロナ禍でも、成長が加速
✅今後も大幅な増収・増益に
🔳ココナラの株価予想【しかし株価は必ず下落する】
✅現在の株価はあまりに割高
✅これから、ようやく黒字化
✅配当金も、しばらくは無配
✅一度、大きな下落が不可避
「ココナラの株価は、今後どうなるかな・・・」
今回は、そんな疑問にお答えしていきます。
【結論】ココナラの業績は成長しますが、それでも株価は一度、大きく下落するでしょう。
ココナラはこれから大きく成長しますが、それでも現在の株価は、あまりにも割高です。
これから株価の調整が入り、一度大きく下落してから、長期的な成長フェーズへと向かうでしょう。
今回は「ココナラの株価」を予想して、投資する魅力とリスクについて解説していきたいと思います。
ココナラの株価を予想【投資する5つの魅力】
それでは「ココナラの株価」について、予想していきましょう。
まずはココナラの概要と、投資する5つの魅力について解説していきます。
上場したばかりの新興企業
ココナラは21年3月に、マザーズへ上場したばかりの新興企業です。
下図に、ココナラの株価チャートを示します。
ココナラ(4176)株価チャート
上場初日となった3月19日の始値は、2,300円から取引が始まりました。
その後は新規公開株らしく、激しく乱高下する値動きが続いています。
果たしてこれからココナラの株価は、どのように推移するのでしょうか?
以下に、詳しく検証していきましょう。
ココナラの利用者は急増中
ココナラは、知識・スキル・経験を「ECのように売り買いできる」マッチング型プラットフォームです。
出品者は自分のスキルを商品化し、オンラインで簡単に売ることができます。
ココナラを利用することで、購入者とのやり取りを含め、すべてをオンラインで完結することができます。
ココナラ 購入者数の推移
(単位:千人)
上図はココナラにおける、購入者数の推移を示したグラフです。
ココナラの購入者数は年々増加を続け、右肩上がりで成長を続けています。
そして先述した通り21年3月には、ついに株式上場を果たしました。
ココナラはこれから、さらなる成長フェーズへ突入するでしょう。
業績が急速に成長している
ココナラの業績は、凄まじい勢いで成長を続けています。
下図にココナラにおける、売上高の推移を示します。
ココナラ(4176)売上高の推移
(単位:百万円)
ココナラの売上高は、直近2年で2.3倍、3年で4.6倍に急増しています。
まさに怒涛の勢い、「飛ぶ鳥を落とす勢い」での成長を続けています。
そしてこの勢いは止まらずに、今後も引き続き成長が続く見込みです。
ココナラの業績は、将来には間違いなく、大きな成長を遂げるでしょう。
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コロナ禍でも、成長が加速
ココナラは昨今のコロナ禍においても、売上の拡大が続いています。
下図にココナラにおける、流通高の推移を示します。
ココナラ(4176)流通高の推移
(単位:百万円)
上図の通り、2020年のコロナ禍へ突入した後も、ココナラの流通高は伸び続けています。
これはコロナ禍における在宅時間の増加や、副業の推進などに後押しされ、継続した成長を続けています。
今後も社会のDX推進に伴い、オンラインのビジネス需要は拡大を続けます。
ココナラのオンラインビジネスは、引き続き成長を続けるでしょう。
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今後も大幅な増収・増益に
ココナラの業績は、今後も大きな成長が続く見通しです。
下図に、ココナラの業績推移と見通しを示します。
ココナラ(4176)業績推移と見通し
(四季報 21年6月18日更新)
今後の業績予想においても、大幅な増収・増益が続く見込みです。
特に売上高は22年8月期までの2年間で、さらに1.8倍にまで拡大する見通しです。
このようにココナラのビジネスは、まだまだ成長途上にあります。
ココナラの業績は将来へ向けて、大きな飛躍を遂げるでしょう。
ココナラの株価予想【しかし株価は必ず下落する】
ここまでココナラの概要と、投資する5つの魅力について解説してきました。
しかしココナラの株価は、これから一度、大きな下落に見舞われるでしょう。
以下にココナラの株価が下落する、4つの理由を解説していきます。
現在の株価はあまりに割高
ココナラにおける現在の株価は、あまりにも割高な水準です。
下記にココナラの株価指標について、日経平均との対比を示します。
ココナラの予想PERは、なんと1,069倍に達しており、平均値より80倍以上も割高な水準です。
さらにPBRについても183倍と、平均値より150倍以上も割高です。
株価の指標(2021年8月時点)
日経平均 | ココナラ | ||
PER(会社予想) | 倍 | 13.2 | 1069.4 |
PBR | 倍 | 1.2 | 183.8 |
配当利回り | % | 2.0 | - |
これではココナラがどれほど成長するといっても、現在の株価はあまりにも割高です。
PERより想定した場合、今後の飛躍的な成長を考慮しても、株価は1,000円でも高いくらいです。
よってココナラの株価は、現在値から30~40%ほどは下落しても、まったく不思議ではありません。
株価は乱高下が続いているため、落ち着くまでの間は、リスクが高い状況といえるでしょう。
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これから、ようやく黒字化
ココナラの業績は急成長中ですが、とはいえ利益の面では、赤字決算が続いています。
下図に、ココナラの業績推移と見通しを示します。
ココナラ(4176)業績推移と見通し
(単位:百万円)
ココナラの業績は20年8月期までは、赤字決算が続いていました。
そして今年度の21年8月期に、ようやく黒字化できる見通しです。
このようにココナラは利益の面では、これからやっと赤字を脱却しようとしている段階です。
同社が大きな利益を上げるのは、まだまだ先の話であり、それまでにはかなりの時間を要するでしょう。
配当金も、しばらくは無配
ココナラの配当金は、これまで無配で、今後もしばらくは無配が続きます。
これは上場したばかりの新興企業につき、成長途上では仕方のない部分ではあります。
しかし今後も無配が続くとなると、個人投資家にとっては、魅力が半減するでしょう。
一度、大きな下落が不可避
以上の理由につき、ココナラの株価は、一度大きな下落を伴う調整が不可避でしょう。
先述した通りココナラの株価は、一度1,000円程度までの下落が起きても、ごく妥当な範囲です。
現在の株価は公開したばかりで割高すぎるので、一度下落し、株価が落ち着く必要があります。
一度下落してしまえば、その後は業績の成長とともに、株価は再び上昇へと向かうでしょう。
まとめ
以上により、今回は「ココナラの株価」を予想して、投資する魅力とリスクを解説させて頂きました。
ここまで解説してきた項目について、最後にもう一度おさらいしておきましょう。
🔳ココナラの株価を予想【投資する5つの魅力】
✅上場したばかりの新興企業
✅ココナラの利用者は急増中
✅業績が急速に成長している
✅コロナ禍でも、成長が加速
✅今後も大幅な増収・増益に
🔳ココナラの株価予想【しかし株価は必ず下落する】
✅現在の株価はあまりに割高
✅これから、ようやく黒字化
✅配当金も、しばらくは無配
✅一度、大きな下落が不可避
【結論】ココナラの業績は成長しますが、それでも株価は一度、大きく下落するでしょう。
ココナラの株価は、まだ公開したばかりで落ち着かず、あまりにも割高な水準です。
PERより想定した場合、今後の飛躍的な成長を考慮しても、株価は1,000円程度が妥当な水準です。
よって株価は一度下落し、落ち着きを得てから、長期でじっくりと上昇へ向かうでしょう。
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