はじめまして、投資家の関原大輔（@sekihara_d）です。
今回は「三菱商事の株価」を予想して、今後も上昇する５つの理由を解説していきたいと思います。
🔳三菱商事の株価を予想【最悪の時期は脱した】
✅2018年から2年間で株価急落
✅直近は２期連続の減収・減益
✅コロナの影響で、大幅減益に
✅しかし2021年、株価は急騰中
🔳三菱商事の株価を予想【上昇する５つの理由】
✅①配当は増配が続いている
✅②配当利回りもかなり高い
✅③株価はかなり割安な水準
✅④22年3月期は増収・増益
✅⑤ただし、回復は少しずつ
「三菱商事の株価は、今後どうなるかな・・・」
今回は、そんな疑問にお答えしていきます。
【結論】三菱商事の株価は、今後も少しずつ上昇を続けるでしょう。
三菱商事の株は、配当の連続増配が続いており、配当利回りの高さも魅力です。
今後の業績は増収・増益が見込まれていることから、同社の株価は、これから少しずつ上昇するでしょう。
今回は「三菱商事の株価」を予想して、今後も上昇する５つの理由を解説していきたいと思います。
三菱商事の株価を予想【最悪の時期は脱した】
それでは「三菱商事の株価」について、予想していきましょう。
まずは三菱商事の株価と業績の、現状から整理していきましょう。
2018年から2年間で株価急落
三菱商事の株価は、2018年からの2年間で、大きく下落しました。
下図に直近20年間における、三菱商事の株価チャートを示します。
三菱商事（8058）株価チャート_20年
2018年10月には3,600円まで上昇しましたが、ここから急落し、2020年には2,100円まで下落しました。
たったの1年半の間に、▲40％を超える大暴落となったのです。
直近は２期連続の減収・減益
この株価急落の要因となったのが、業績の低迷です。
下図に、三菱商事の業績推移と見通しを示します。
三菱商事（8058）業績推移と見通し
（四季報 21年3月19日更新）
三菱商事の業績は、直近の20年3月期、21年3月期と、2期連続で減収・減益が続いています。
この業績不振により、三菱商事の株価は、一気に急落してしまいました。
コロナの影響で、大幅減益に
2020年は特に、コロナ禍の影響を大きく受けてしまいました。
下図に三菱商事における、純利益の推移を示します。
三菱商事（8058）純利益の推移と見通し
（単位：億円）
2020年度における純利益は、前期比▲3,354億円の2,000億円と、大きな減益に見舞われました。
コロナの影響が加わったことで、三菱商事の株価と業績は、大きく低迷してしまいました。
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しかし2021年、株価は急騰中
しかし2021年に入り、三菱商事の株価は急反発を始めています。
下図に直近10年間における、三菱商事の株価チャートを示します。
三菱商事（8058）株価チャート_10年
2020年には2,100円まで下落した株価ですが、21年4月には、3,200円まで急回復しています。
三菱商事の株価はこのように、2020年のコロナショックが底となり、すでに反発を始めています。
では、果たしてこの上昇は、今後も持続することができるのでしょうか？
以下に今後の株価について、詳しく予想していきましょう。
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三菱商事の株価を予想【上昇する５つの理由】
ここまで三菱商事の株価と業績の、現状について整理してきました。
そして三菱商事の株価は、今後も少しずつ上昇を続けるでしょう。
以下に同社の株価が上昇する、５つの理由を解説してきます。
①配当は増配が続いている
三菱商事の株は、株主還元の高さが魅力です。
下図に三菱商事における、配当金の推移を示します。
三菱商事（8058）配当金の推移
（単位：円）
三菱商事の配当はこのように、毎年の連続増配を続けています。
今後の21年度（22年3月期）においても、さらなる増配が見込まれています。
配当金の連続増配は、株主にとっては大きな魅力です。
今後も連続増配を続けられれば、三菱商事の株価は、今後も必ず上昇するでしょう。
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②配当利回りもかなり高い
三菱商事の配当金は、配当利回りの高さも魅力です。
三菱商事の配当利回りは21年4月時点で、実に4.4％に及びます。
日経平均の配当利回りは1.6％なので、同社の配当は、かなりの高配当であることが分かります。
今後の配当も増配が続けば、三菱商事の株価は、間違いなく上昇するでしょう。
③株価はかなり割安な水準
三菱商事の株価は現在、かなり割安な水準にあります。
下記に三菱商事の株価指標について、日経平均との対比を示します。
先述した通り、配当利回りは平均値よりも大幅に高く、PBRも0.9倍と、平均値より30％も低い水準です。
日経平均 三菱商事
PER (会社予想) 22.7 23.1
PBR (倍) 1.3 0.9
配当利回り(％) 1.6 4.4
株価の指標（2021年4月時点）
PERは平均並みに見えますが、これはコロナで大幅減益となった21年3月期が基準となっています。
よって22年3月期は増益により大幅に改善されるため、PERの面でも、今後は割安になっていきます。
総合して三菱商事の株価は、かなり割安な水準にあります。
よって今後の業績が上向けば、三菱商事の株価は、上昇する可能性が高いでしょう。
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④22年3月期は増収・増益
三菱商事の業績は、これから大幅に改善していく見通しです。
下図に、三菱商事の業績推移と見通しを示します。
三菱商事（8058）業績推移と見通し
（単位：百万円）
上図の業績予想において22年3月期については、増収・増益の見通しが示されています。
特に当期利益については前期比＋94％と、2倍近い大幅増益の予想となっています。
このような形で増収・増益が続いていけば、三菱商事の株価は、今後も上昇を続けるでしょう。
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⑤ただし、回復は少しずつ
ここまで、三菱商事の株価が上昇する理由を４つ挙げてきました。
ただし、上昇するペースは、かなり緩やかなものとなるでしょう。
22年3月期は増収・増益となりますが、それでもコロナ前の水準までは、まだ戻らない見通しです。
三菱商事の株価が大きく突き抜けるには、コロナ前の業績水準を取り戻す必要があります。
それまでには、まだ数年単位で時間がかかる見込みです。
よって三菱商事の株価上昇は、時間をかけながら、少しずつ上昇していくでしょう。
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まとめ
以上により、今回は「三菱商事の株価」を予想して、今後も上昇する５つの理由を解説させて頂きました。
ここまで解説してきた項目について、最後にもう一度おさらいしておきましょう。
🔳三菱商事の株価を予想【最悪の時期は脱した】
✅2018年から2年間で株価急落
✅直近は２期連続の減収・減益
✅コロナの影響で、大幅減益に
✅しかし2021年、株価は急騰中
🔳三菱商事の株価を予想【上昇する５つの理由】
✅①配当は増配が続いている
✅②配当利回りもかなり高い
✅③株価はかなり割安な水準
✅④22年3月期は増収・増益
✅⑤ただし、回復は少しずつ
【結論】三菱商事の株価は、今後も少しずつ上昇を続けるでしょう。
三菱商事の株は、配当利回りが高く、配当の連続増配も続いています。
22年3月期は大幅増益となる見通しで、すでに株価は上昇を始めています。
ただし、業績の完全回復にはまだ時間がかかるので、株価の上昇は、緩やかなペースとなるでしょう。
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