はじめまして、投資家の関原大輔(@sekihara_d)です。
今回は「ホンダの株価」を予想して、これから少しずつ上昇していく理由を解説していきたいと思います。
🔳ホンダの株価を予想【直近は株価も業績も低迷中】
✅この20年間、株価は停滞中
✅コロナの影響で減収・減益
✅配当金も、とうとう減配に
🔳ホンダの株価を予想【今後は少しずつ上昇する】
✅22年3月期には復調見込み
✅配当金の増配がカギを握る
✅中国での販売実績が成長中
✅長期では、株価も上昇傾向
✅株価は、かなり割安な水準
「ホンダの株価は、今後どうなるかな・・・」
今回は、そんな疑問にお答えしていきます。
【結論】ホンダの株価は、これから時間をかけながら、少しずつ上昇していくでしょう。
コロナの影響で直近の業績は低迷していましたが、すでに回復の目途は立っています。
22年3月期には完全復調する見込みで、配当も増配されれば、株価は徐々に上昇していくでしょう。
今回は「ホンダの株価」を予想して、これから少しずつ上昇していく理由を解説していきたいと思います。
ホンダの株価を予想【直近は株価も業績も低迷中】
それでは「ホンダの株価」について予想していきましょう。
まずはホンダの株価と業績の、現状について整理していきましょう。
この20年間、株価は停滞中
ホンダの株価はこの20年間、長らく停滞を続けています。
下図に直近20年間における、ホンダの株価チャートを示します。
本田技研工業(7267)株価チャート_20年
ホンダの株価はこの20年間、ほとんど上昇していません。
これは長らく、会社の成長が停滞しているといっても過言ではありません。
これからホンダの株価が上昇するには、業績の成長を持続させることが必須といえるでしょう。
コロナの影響で減収・減益
ホンダにおける直近の業績は、コロナの影響で減収・減益が続いています。
下図に、ホンダの業績推移を示します。
本田技研工業(7267)業績推移
本田技研工業(7267)純利益の推移
本田技研工業(7267)業績推移と見通し
(四季報 21年3月19日更新)
コロナの影響が大きく、直近の売上高は、2期連続の減収が続いています。
また利益についても同様に、減益の傾向が続いています。
このような要因も重なったことで、ホンダの株価は、長らく低迷が続いています。
配当金も、とうとう減配に
直近の利益減少を受け、ホンダの配当金は、とうとう減配となってしまいました。
21年3月期の配当は、前期の112円から82円へと、27%もの大幅減配となりました。
【ホンダの配当金】
16年3月期: 88円
17年3月期: 92円
18年3月期:100円
19年3月期:111円
20年3月期:112円
21年3月期: 82円
せっかくコツコツ連続増配を続けてきたのに、大幅減配により、すべて帳消しになってしまった印象です。
このような要因により、ホンダの株価は、長らく低迷から抜け出せずにいます。
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ホンダの株価を予想【今後は少しずつ上昇する】
ここまで、ホンダの株価と業績の現状について整理してきました。
ホンダの株価は長らく停滞が続いていましたが、今後は少しずつ上昇を続けるでしょう。
以下に、ホンダの株価が上昇する理由について解説していきます。
22年3月期には復調見込み
ホンダの業績は長らく低迷していましたが、現在ではすでに復調しつつあります。
下図に、ホンダの業績推移と見通しを示します。
本田技研工業(7267)業績推移と見通し
(単位:百万円)
ホンダの業績はコロナの影響を受け、20年3月期、21年3月期と、業績不振が続いていました。
しかし現在ではすでに復調を始めており、22年3月期には、大幅な増収・増益が見込まれています。
このコンセンサス予想の通り、当期利益が6,462億円まで増益となれば、まさに完全復活といえます。
予想通りに大幅増益となれば、ホンダの株価は、少しずつ上昇を始めるでしょう。
配当金の増配がカギを握る
ホンダの株価が上昇するための鍵を握るのが、配当の増配です。
今後の増益に連動して、再び配当が増配となれば、株価上昇のきっかけになり得ます。
四季報による業績予想でも、22年3月期の配当は、増配となる見込みが示されています。
業績予想の通りに「増収・増益・増配」の三拍子が続いてくれば、株価は必ず上昇するでしょう。
中国での販売実績が成長中
ホンダにおける自動車の販売状況は、中国での実績が好調です。
下図にホンダの日本と中国における、販売実績の推移を示します。
日本での販売状況は伸び悩んでおり、もはや完全に頭打ちの状況です。
自動車の販売状況【日本】
(単位:千台)
自動車の販売状況【中国】
(単位:千台)
一方で中国での販売実績は好調で、販売台数は日本の2倍以上、実績も右肩上がりで増え続けています。
この勢いが続けば、中国での販売情勢は、今後も持続的な成長を続けます。
中国をはじめとするアジアの市場が伸び続ければ、ホンダの業績も成長を続けるでしょう。
長期では、株価も上昇傾向
ホンダの株価は「超長期」の視点で見ると、上昇傾向にあることが分かります。
下図に直近30年間における、ホンダの株価チャートを示します。
本田技研工業(7267)株価チャート_30年
直近の株価は停滞が続いていますが、それでも30年間の長期で見れば、株価は5倍に上昇しています。
今後は業績の復調も見込まれていることから、株価も再び上昇モードへ移行する可能性が高いです。
よって長期投資に徹すれば、ホンダの株価は、少しずつ上昇を続けるでしょう。
株価は、かなり割安な水準
ホンダの株価は長らく停滞していた影響で、現在はかなり割安な水準にあります。
下記にホンダの株価指標について、日経平均との対比を示します。
日経平均 ホンダ
PER (会社予想) 22.8 12.0
PBR (倍) 1.3 0.7
配当利回り(予想) 1.6 2.6
株価の指標(2021年3月時点)
ホンダの株価は上記すべての指標において、平均値より1.6~1.9倍も割安な水準です。
直近では配当も減配となりましたが、それでも平均値と比べると、まだかなりの高配当を維持しています。
よって業績が復調し、配当も増配へ転じれば、ホンダの株価は必ず上昇していくでしょう。
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まとめ
以上により、今回は「ホンダの株価」を予想して、これから上昇していく理由を解説させて頂きました。
ここまで解説してきた項目について、最後にもう一度おさらいしておきましょう。
🔳ホンダの株価を予想【直近は株価も業績も低迷中】
✅この20年間、株価は停滞中
✅コロナの影響で減収・減益
✅配当金も、とうとう減配に
🔳ホンダの株価を予想【今後は少しずつ上昇する】
✅22年3月期には復調見込み
✅配当金の増配がカギを握る
✅中国での販売実績が成長中
✅長期では、株価も上昇傾向
✅株価は、かなり割安な水準
【結論】ホンダの株価は、これから時間をかけながら、少しずつ上昇していくでしょう。
ホンダの業績はコロナ禍で低迷していましたが、22年3月期には完全に復調できる見込みです。
配当も大幅減配となりましたが、それでもまだ高配当の水準を維持しています。
今後は予定通りに「増収・増益・増配」となれば、ホンダの株価は、間違いなく上昇するでしょう。
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