はじめまして、投資家の関原大輔(@sekihara_d)です。
今回は「デンソーの株価」を予想して、今後も必ず上昇する理由を解説していきたいと思います。
🔳デンソーの株価を予想【直近の株価は急騰中】
✅コロナ禍で、直近の業績は不調
✅それでもデンソーの株価は急騰
✅減収・減益でも、配当金は維持
🔳デンソーの株価を予想【今後も上昇する理由】
✅電動化・自動運転の技術で躍進
✅22年3月期には、復調の見込み
✅2025年度までに、さらなる躍進
✅トヨタ傘下なので安定している
🔳デンソーの株価を予想【デメリットはない?】
✅株価水準は決して割高ではない
✅最低購入額の高さがデメリット
「デンソーの株価は、今後どうなるかな・・・」
今回は、そんな疑問にお答えしていきます。
【結論】デンソーの株価は長期的に、今後も必ず上昇を続けます。
直近こそコロナ禍で業績が落ち込みましたが、22年3月期には、完全回復できる見込みです。
これから電動自動車や自動運転の普及が進むことで、デンソーの業績はさらに成長します。
今回は「デンソーの株価」を予想して、今後も必ず上昇する理由を解説していきたいと思います。
デンソーの株価を予想【直近の株価は急騰中】
それでは「デンソーの株価」について、予想してきましょう。
まずはデンソーの株価と業績の、現状から整理していきましょう。
コロナ禍で、直近の業績は不調
デンソーの業績はコロナの影響が大きく、一時的に利益が大きく落ち込んでいます。
下図に、デンソーの業績推移を示します。
デンソー(6902)売上高の推移
(単位:億円)
デンソー(6902)1株当たり当期利益
(単位:円)
デンソー(6902)業績推移と見通し
(四季報 21年6月18日更新)
上図より、直近の利益が大きく落ち込んでいることが分かります。
これはコロナの影響で、自動車部品の減産が響き、業績が一時的に低迷したためです。
しかしそれでもデンソーの株価は、直近で大きく上昇しています。
以下に、その理由について検証していきましょう。
それでもデンソーの株価は急騰
コロナ禍で大きな減収・減益に見舞われたデンソーですが、それでも株価は急騰しています。
下図に直近20年間における、デンソーの株価チャートを示します。
デンソー(6902)株価チャート_20年
デンソーの株価は、コロナ禍にもかかわらず、2020年より急上昇しています。
この1年間で、株価は2.5倍近くにまで高騰しているのです。
その理由は後述しますが、電気自動車の急速な普及への期待が、デンソーの株価を押し上げています。
デンソーの電動化事業における高い技術力に、大きな期待が寄せられています。
減収・減益でも、配当金は維持
デンソーの業績は、コロナ禍で大幅な減益となりましたが、それでも配当金は同水準を維持しています。
下図にデンソーにおける、配当金と配当性向の推移を示します。
配当金・配当性向の推移
(単位:億円)
特に20年3月期は、大幅な減益となったにも関わらず、配当金は140円を維持しています。
この影響で配当性向は、一時的に159%まで上昇しています。
このようにデンソーは、一時的に無理をしてでも、株主還元の水準を落とさない方針を貫いています。
このような経営方針も投資家の好感を呼び、株価が上昇する要因となっています。
デンソーの株価を予想【今後も上昇する理由】
ここまでデンソーにおける、株価と業績の現状について整理してきました。
そしてデンソーの株価は、今後も必ず上昇を続けます。
以下にデンソーの株価が上昇する、4つの理由を解説していきます。
電動化・自動運転の技術で躍進
デンソーは今後、電気自動車の市場拡大に連動する形で、業績がさらに成長する見込みです。
下図に世界の自動車市場における、電動化の拡大予測を示します。
このように電気自動車の占めるシェアは、今後どんどん増えていきます。
世界の電動市場予測
(単位:億台)
デンソーの電動化・自動運転の技術
デンソーは自動車の電動化技術に、大きな権威を持っています。
よって電動化が普及するに連れて、デンソーの業績成長も拡大していく見込みです。
また自動車市場では電動化と同じく、自動運転の普及も期待されています。
デンソーはこれらの技術に特化しており、電動化や自動運転の事業が、今後の業績拡大の柱となるでしょう。
22年3月期には、復調の見込み
デンソーの業績は、直近こそコロナ禍で低迷していましたが、すでに回復の目途が立っています。
下図に、デンソーの業績推移と見通しを示します。
デンソー(6902)業績推移と見通し
(単位:百万円)
コロナの影響で、20年3月期、21年3月期については、大きな低迷を余儀なくなれました。
しかしデンソーの業績は、20年度の下期からは、既にほとんど回復しています。
そして22年3月期の業績予想では、大幅な増収・増益が見込まれています。
同年には売上・利益ともに過去最高まで達する見通しであり、デンソーの業績は、完全に回復する見通しです。
2025年度までに、さらなる躍進
デンソーの業績は長期的に、さらなる成長を続ける見込みです。
下図にデンソーの「2025年長期構想」における、成長目標値を示します。
デンソーグループ 中長期の成長目標
売上高については、これまで18年度の5.3兆円が最高でしたが、25年度までに7兆円まで引き上げる計画です。
このような目標を定め、デンソーでは2025年を目標に、さまざまな形で業務改革が推進されています。
このような形で業績成長が続けば、デンソーの株価は、今後も上昇を続けるでしょう。
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トヨタ傘下なので安定している
デンソーは「トヨタ自動車」の資本を受けており、実質的に子会社のような位置づけです。
実際に売上高の約半分が、トヨタグループからの受注で占めています。
下図にデンソーにおける、得意先別の売上高を示します。
デンソー(6902)得意先別の売上高
(単位:億円)
このようにデンソーはトヨタの傘下にあることで、安定した受注を維持することができます。
よってデンソーの業績は、一般の企業とは少し異なり、かなり安定度が高いといえます。
日本一の企業であるトヨタの傘下にいる限り、デンソーの業績は、今後も安定した成長を維持するでしょう。
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デンソーの株価を予想【デメリットはない?】
ここまで「デンソーの株価」について、今後も上昇を続ける理由を解説してきました。
それではデンソーの株へ投資するにあたり、デメリットはないのでしょうか?
以下にデンソーの株へ投資する、デメリットについて検証しておきましょう。
株価水準は決して割高ではない
デンソーの株価は、この1年で2.5倍近くにまで高騰しました。
果たしてデンソーの株価は、すでに割高なのでしょうか?
下記にデンソーの株価指標について、日経平均との対比を示します。
株価の指標(2021年7月時点)
日経平均 | デンソー | ||
PER(会社予想) | 倍 | 13.3 | 18.3 |
PBR | 倍 | 1.2 | 1.5 |
配当利回り | % | 1.9 | 1.9 |
総合的にみて、デンソーの株価は、決して割高ではありません。
先述した通り、デンソーの業績はこれから回復し、さらなる成長を続ける見込みです。
想定通りに業績が回復すれば、PERは大幅に下がるため、現在の株価は決して割高ではありません。
よってこれらの株価指標についても、デンソーにとっては、デメリットとはならないでしょう。
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最低購入額の高さがデメリット
デンソーの株へ投資する「唯一のデメリット」といえるのが、購入金額の高さです。
デンソーの株主となるには、最低100株で70万円以上が必要となり、高額投資がデメリットといえます。
個人投資家が1つの銘柄へ、70万円もの投資をするのは困難ですよね?
投資額が大きくなれば、その分リスクも高まります。
まとめ
以上により、今回は「デンソーの株価」を予想して、今後も必ず上昇する理由を解説させて頂きました。
ここまで解説してきた項目について、最後にもう一度おさらいしておきましょう。
🔳デンソーの株価を予想【直近の株価は急騰中】
✅コロナ禍で、直近の業績は不調
✅それでもデンソーの株価は急騰
✅減収・減益でも、配当金は維持
🔳デンソーの株価を予想【今後も上昇する理由】
✅電動化・自動運転の技術で躍進
✅22年3月期には、復調の見込み
✅2025年度までに、さらなる躍進
✅トヨタ傘下なので安定している
🔳デンソーの株価を予想【デメリットはない?】
✅株価水準は決して割高ではない
✅最低購入額の高さがデメリット
【結論】デンソーの株価は長期的に、今後も必ず上昇を続けます。
デンソーの業績は急速に回復しており、22年3月期には売上・利益ともに過去最高まで達する見込みです。
今後も電気自動車や自動運転の普及が進むことで、デンソーの業績はさらに成長します。
想定通りに業績成長が続けば、デンソーの株価は、今後も持続的な上昇を続けるでしょう。
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