はじめまして、投資家の関原大輔(@sekihara_d)です。
今回は「キヤノンの株価・配当」を予想しながら、高配当の魅力について紹介していきたいと思います。
🔳キヤノンの株価・配当を予想【株安の原因は?】
✅株価は下落が続いている
✅業績は減収・減益が続く
✅20年度の配当は大幅減配
🔳キヤノンの株価・配当を予想【今後は徐々に復調】
✅今後は増収増益へ復調予定
✅配当利回りが、かなり高い
✅株価は、かなり割安な水準
「キヤノンの株価と配当は、今後どうなるかな・・・」
今回は、そんな疑問にお答えしていきます。
【結論】キヤノンの株価と配当は、これから少しずつ回復へ向かいます。
キヤノンの業績は減収・減益が続いたため、配当も減配となり、株価も大きな下落に見舞われました。
しかし今後は増収・増益へと向かう見込みのため、株価も少しずつ回復へ向かうでしょう。
今回は「キヤノンの株価・配当」を予想しながら、高配当の魅力について紹介していきたいと思います。
キヤノンの株価・配当を予想【株安の原因は?】
それでは「キヤノンの株価・配当」について、予想していきましょう。
まずはキヤノンの株価と配当の、現状について整理しておきましょう。
株価は下落が続いている
キヤノンの株価は、もう10年以上に渡り、長らく低迷が続いています。
下図に直近20年間における、キヤノンの株価チャートを示します。
キヤノン(7751)株価チャート_20年
キヤノンの株価は、2007年には7,000円を超えましたが、現在では2,000円前後にまで暴落しています。
特に直近では2018年からの2年間で、株価は半値にまで急落しています。
ではなぜキヤノンの株価は、これほどまでに下落してしまったのでしょうか?
業績は減収・減益が続く
キヤノンの株価下落の要因は、業績の低迷です。
ここ数年、キヤノンの業績は減収・減益が続いています。
下図に、キヤノンの売上高と当期利益の推移を示します。
キヤノン(7751)売上高の推移
(単位:億円)
キヤノン(7751)当期利益の推移
売上高は3期連続の減収、当期利益は2期連続の減益が続いています。
特に当期利益は、たったの2年で1/3にまで減ってしまいました。
これでは、株価が2年間で半値になるのも当然です。
キヤノンの株価下落は、このような業績不振が要因といえます。
20年度の配当は大幅減配
キヤノンの株価下落に、さらに拍車をかけたのが、配当の大幅減配です。
下図にキヤノンにおける、配当金の推移を示します。
キヤノン(7751)配当金の推移
キヤノンの配当はこれまで160円を維持してきましたが、20年度は半額の80円となる大幅減配となりました。
配当金が、ここまで一気に下がってしまっては、株価が暴落するのは当然です。
キヤノンの株価下落は、業績の低迷と、配当の大幅減配が要因といえるでしょう。
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キヤノンの株価・配当を予想【今後は徐々に復調】
ここまで、キヤノンの株価・配当が下落している原因について解説してきました。
ここからはキヤノンにおける、今後の株価・配当について予想していきましょう。
今後は増収増益へ復調予定
2020年まで減収・減益が続いていたキヤノンですが、今後は少しずつ復調する見込みです。
下図に、キヤノンの業績推移と見通しを示します。
キヤノン(7751)業績推移と見通し
(単位:百万円)
上図における21年度の業績予想では、増収・増益となることが予想されています。
さらに22年度のコンセンサス予想でも、2期連続の増益となることが見込まれています。
このようにキヤノンの業績は、これから少しずつ回復へ向かう見込みです。
このような業績の回復に連れて、株価や配当も、少しずつ上昇していくことでしょう。
配当利回りが、かなり高い
キヤノンの株へ投資する最大の魅力が、配当金の高さです。
キヤノンの配当金はこれまで、長期的に右肩上がりの増配を続けてきました。
下図にキヤノンにおける、配当金の長期推移を示します。
キヤノン(7751)配当金の長期推移
20年度は減配となってしまいましたが、それでもなお、配当利回りの高さは健在です。
21年2月時点で、キヤノンの配当利回りは3.5%もの高利回りとなっています。
減配になったといはいえ、キヤノンの配当利回りの高さは大きな魅力です。
よって業績が順調に回復すれば、株価も上昇を始めるでしょう。
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株価は、かなり割安な水準
キヤノンの株価は大きく下落した影響で、現在はかなり割安な水準にあります。
下記にキヤノンの株価指標について、日経平均との対比を示します。
日経平均 キヤノン
PER (会社予想) 25.1 20.9
PBR (倍) 1.2 0.9
配当利回り(%) 1.7 3.5
株価の指標(2021年2月時点)
キヤノンの株価は、PER、PBRともに、平均値と比べ2割ほど割安な水準にあります。
さらに配当利回りでいえば、平均値の2倍以上となる高利回りとなっています。
これらはすべて、キヤノンの株価がやや下落しすぎたことを示唆しています。
よって今後の業績さえ上向けば、キヤノンの株価は、間違いなく上昇へ転じるでしょう。
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まとめ
以上により、今回は「キヤノンの株価・配当」を予想して、高配当の魅力について解説させて頂きました。
ここまで解説してきた項目について、最後にもう一度おさらいしておきましょう。
🔳キヤノンの株価・配当を予想【株安の原因は?】
✅株価は下落が続いている
✅業績は減収・減益が続く
✅20年度の配当は大幅減配
🔳キヤノンの株価・配当を予想【今後は徐々に復調】
✅今後は増収増益へ復調予定
✅配当利回りが、かなり高い
✅株価は、かなり割安な水準
【結論】キヤノンの株価と配当は、これから少しずつ回復へ向かいます。
キヤノンの業績は減収・減益が続いていましたが、今後は増収・増益へと復調する見込みです。
この3年で株価は下落しすぎたため、現在は配当利回りが高く、株価も割安な水準にあります。
よって業績の増収・増益が続けば、キヤノンの株価は、少しずつ上昇へ転じるでしょう。
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