はじめまして、投資家の関原大輔(@sekihara_d)です。
今回は「ヤマダ電機の株価」が安い理由について解説し、今後の株価を予想していきたいと思います。
🔳ヤマダ電機の株価はなぜ安い?停滞する4つの理由
✅①業績の成長が止まっている
✅②店舗数の増加もピークアウト
✅③18、19年と2期連続の減益
✅④直近の配当は23%も減配に
🔳ヤマダ電機の株価を予想!今後上昇する3つの理由
✅①ヤマダ電機は、コロナ禍に強い
✅②業績は増収・増益が続いている
✅③株価指標は、かなり割安な水準
「ヤマダ電機の株価は、なぜ安いのかな・・・」
今回は、そんな疑問にお答えしていきます。
【結論】ヤマダ電機の株価が安い理由は、業績の成長が止まり、減益、減配が続いたためです。
ヤマダ電機の純利益は18年、19年と2期連続の減益が続き、20年には配当も減配されました。
しかし今後は増収・増益が続く見通しであることから、株価も徐々に上昇していくことでしょう。
今回は「ヤマダ電機の株価」が安い理由について解説し、今後の株価を予想していきたいと思います。
ヤマダ電機の株価はなぜ安い?停滞する4つの理由
それでは、「ヤマダ電機の株価」が安い理由について解説していきましょう。
ヤマダ電機の株価は、長らく停滞が続いています。
株価は停滞が続いている
ヤマダ電機(9831)株価チャート_30年
上図は過去30年間における、ヤマダ電機の長期株価チャートです。
ヤマダ電機の株価は、リーマンショック以後は10年以上もの間、株価の低迷が続いています。
ではヤマダ電機の株価は、なぜ低迷を続けているのでしょうか?
以下に、理由を解説していきます。
①業績の成長が止まっている
ヤマダ電機の株価が安い最大の理由は、業績の成長が止まったためです。
下図に直近20年間における、ヤマダ電機の業績推移を示します。
ヤマダ電機(9831)業績の長期推移
上図の通り2011年までは、右肩上がりの業績成長を続けてきました。
しかし2012年以降は急な減速となり、減収傾向が続いています。
②店舗数の増加もピークアウト
ヤマダ電機の成長が止まった事実は、店舗数の推移を見ても明らかです。
下図にヤマダ電機における、店舗数の推移を示します。
ヤマダ電機 店舗数の推移
(単位:店)
店舗数についても2014年までは、右肩上がりの増加を続けてきました。
しかし2015年以降は、店舗数の増加も止まっています。
ヤマダ電機ではこのように、ビジネスの成長が止まったことが、株安を招く要因となっています。
③18、19年と2期連続の減益
ヤマダ電機の業績は、利益の減少が続いています。
下図に直近5期分における、当期利益の推移を示します。
ヤマダ電機(9831)当期利益の推移
(単位:百万円)
ヤマダ電機の純利益は2018年3月期、2019年3月期と、2期連続の減益が続きました。
このような利益の連続減益が、株価が安くなる要因となりました。
④配当が23%も減配になった
ヤマダ電機では利益の減少に伴い、20年3月期の配当が減配となりました。
下図にヤマダ電機における、配当金の推移を示します。
配当金の推移
17年3月期 | 13円 |
18年3月期 | 13円 |
19年3月期 | 13円 |
20年3月期 | 10円 |
21年3月期 | 18円 |
このように20年3月期の配当は、23%も減配となりました。
基本的に配当を減配してしまえば、投資家の失望を招き、株価は安くなります。
ヤマダ電機の株価が安い理由は、このような減益や減配が続き、投資家の失望を招いたことが起因しています。
ヤマダ電機の株価を予想!今後上昇する3つの理由
ここまで、「ヤマダ電機の株価」が安い理由について解説してきました。
しかしヤマダ電機の株価は、これから上昇へ転じるでしょう。
以下にこれから株価が上昇する、3つの理由について解説していきます。
①ヤマダ電機は、コロナ禍に強い
ヤマダ電機のビジネスは、コロナ禍に強い点が魅力です。
2020年はテレワークや巣ごもり需要の影響で、AV、PC関連の需要が急増しました。
これにより同社の業績は、大幅な増益となっています。
特に緊急事態宣言の出ていた20年4-6月期の営業利益は、前期比+372%の大幅増益となりました。
今後も社会のDX(デジタル化)が推進されるため、デジタル製品の需要は高まるでしょう。
②業績は増収・増益が続いている
ヤマダ電機の業績は、これまで増収・増益が続いています。
下図に、ヤマダ電機の業績推移と見通しを示します。
ヤマダ電機(9831)業績推移と見通し
売上高は連続増収が続いており、21年3月期まで、4期連続の増収が続いています。
特に直近における21年3月期の営業利益は、前期比で2.4倍となる、大幅増益となりました。
当期利益は増益が続く見込みで、23年3月期まで、4期連続の増益となる見通しです。
③株価指標は、かなり割安な水準
ヤマダ電機の株価は長らく低迷したため、株価はかなり割安な水準です。
下記にヤマダ電機の株価指標について、日経平均との対比を示します。
株価の指標(2021年12月時点)
日経平均 | ヤマダ電機 | ||
PER(会社予想) | 倍 | 13.8 | 5.5 |
PBR | 倍 | 1.3 | 0.5 |
配当利回り | % | 2.1 | 4.6 |
これによるとPER、PBRはともに、日経平均の半分以下となる低水準です。
配当利回りも日経平均と比べ、2倍以上となる高い利回りを維持しています。
このようにヤマダ電機の株価は、かなり割安な水準にあります。
よって今後も業績成長が続くならば、ヤマダ電機の株価は、必ず上昇するでしょう。
まとめ
以上により、今回は「ヤマダ電機の株価」が安い理由について解説し、今後の株価を予想してきました。
ここまで解説してきた項目について、最後にもう一度おさらいしておきましょう。
🔳ヤマダ電機の株価はなぜ安い?停滞する4つの理由
✅①業績の成長が止まっている
✅②店舗数の増加もピークアウト
✅③18、19年と2期連続の減益
✅④直近の配当は23%も減配に
🔳ヤマダ電機の株価を予想!今後上昇する3つの理由
✅①ヤマダ電機は、コロナ禍に強い
✅②業績は増収・増益が続いている
✅③株価指標は、かなり割安な水準
【結論】ヤマダ電機の株価が安い理由は、業績の成長が止まり、減益、減配が続いたためです。
18年、19年は2期連続の減益となり、20年3月期には配当も減配となりました。
しかしヤマダ電機の株価は、これから上昇へ転じるでしょう。
今後は増収・増益が続く見通しであることから、業績の回復とともに、株価も上昇していくことでしょう。