はじめまして、投資家の関原大輔(@sekihara_d)です。
今回は急騰中の「くら寿司の株価」について、まだまだ上昇する4つの理由を解説していきたいと思います。
🔳くら寿司の株価が急騰【まだ上昇する4つの理由】
✅ ①業績は右肩上がりで成長中
✅ ②配当も持続的な増配が続く
✅ ③2021年は完全復活の見込み
✅ ④株価は決して割高ではない
🔳くら寿司の株価が、コロナ禍でも上昇する理由
✅テイクアウト、デリバリに対応
✅鬼滅の刃とのコラボで業績急伸
✅「Go To Eat」適用で来客急増
「くら寿司の株価は、まだ上がるのかな・・・」
今回は、そんな疑問にお答えしていきます。
【結論】くら寿司の株価は急騰しましたが、まだまだ上昇を続けるでしょう。
くら寿司はコロナ禍でも好調な業績を維持しており、株価も業績も、右肩上がりで成長しています。
この成長は今後も続く見通しであることから、くら寿司の株価は、まだまだ上昇を続けるでしょう。
今回は急騰中の「くら寿司の株価」について、まだまだ上昇する4つの理由を解説していきたいと思います。
くら寿司の株価が急騰【まだ上昇する4つの理由】
それでは「くら寿司の株価」について、まだまだ上昇する4つの理由を解説していきましょう。
くら寿司の株価は20年3月のコロナショックにより、一時は大暴落となりました。
しかしその後は急回復を続け、すでにコロナ前を上回る株価まで上昇しています。
くら寿司(2695)株価チャート(1年)
特に上昇のペースは凄まじく、株価はたったの7ヶ月で、2倍にまで急騰しています。
そしてこの株価の上昇は、まだしばらく続くでしょう。
以下に「くら寿司の株価」が上昇する、4つの理由について解説していきます。
①業績は右肩上がりで成長中
くら寿司の業績はこれまで、右肩上がりの成長が続いています。
下図に、くら寿司の業績推移を示します。
売上高の推移
(単位:百万円)
くら寿司(2695)業績推移
くら寿司の売上高は、毎年の増収を続けています。
それもそのはず、くら寿司の売上高はなんと、24期連続での増収が続いています。
この業績成長に連動し、店舗数も右肩上がりで増え続けています。
国内店舗数の推移
(単位:店)
さらに海外進出も含め、くら寿司のビジネスは、さらなる拡大を続けています。
よって「くら寿司」の成長は、今後もまだまだ続く見通しです。
②配当も持続的な増配が続く
くら寿司では業績の成長に連動し、配当金の増配も続いています。
下記に、くら寿司の配当金の推移を示します。
くら寿司 配当金の推移
✅14年10月期:12円
✅15年10月期:20円
✅16年10月期:20円
✅17年10月期:30円
✅18年10月期:30円
✅19年10月期:40円
✅20年10月期:40円(予想)
✅21年10月期:40円(予想)
このように「くら寿司」は配当金についても、右肩上がりの成長を続けています。
この成長が持続する限り、くら寿司の株価は、今後も堅調な上昇を続けるでしょう。
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③2021年は完全復活の見込み
成長著しい同社ですが、さすがに2020年はコロナの影響を受け、利益は大幅減益となる見通しです。
下図に、くら寿司の業績のコンセンサス予想を示します。
くら寿司(2695)業績推移と見通し
ところが「くら寿司」はすでに、コロナ不況からの脱却に成功しています。
21年10月期の業績予想では、売上高も過去最高、利益もコロナ前の水準まで回復できる見通しです。
つまり2021年には、くら寿司は完全復活できるということです。
業績復調の目途が立ったことで、くら寿司の株価は、一気に上昇へと転じています。
④株価は決して割高ではない
ここまで株価の上昇が続いている同社ですが、株価は決して割高ではありません。
下記に「くら寿司」の株価指標について、日経平均との対比を示します。
日経平均 くら寿司
PER (倍) 22.3 33.0
PBR (倍) 1.1 2.8
配当利回り(%) 2.0 0.6
株価の指標(2020年11月時点)
たしかに直近の株価急騰を受け、くら寿司の株価指標は、やや割高になりました。
しかしPERは、まだ33倍の水準です。
平均値と比べれば高いですが、くら寿司は、業績の持続的な成長が見込める成長株です。
よって将来の成長を鑑みれば、同社の株価は、決して割高ではないでしょう。
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くら寿司の株価が、コロナ禍でも上昇する理由
ここまで、くら寿司の株価が今後も上昇する理由について解説してきました。
では「くら寿司」は、なぜコロナ禍においても業績を維持し、株価が上昇するのでしょうか?
以下に「くら寿司の強さ」の秘訣について、もう少し掘り下げてみましょう。
テイクアウト、デリバリに対応
くら寿司はコロナ禍へのビジネス転換を、迅速に対応することができました。
その代表例が、テイクアウトとデリバリです。
くら寿司が始めたテイクアウトのシステムでは、車から降りずに商品を受け取れる、新たな仕組みも導入しました。
人と接触することなく商品を受け取れる、テイクアウトとドライブスルーを掛け合わせた仕組みといえます。
また宅配大手の「出前館」と提携することで、デリバリにも対応しました。
このように迅速なビジネス転換を図ることで、くら寿司はコロナ禍でも業績を維持しています。
鬼滅の刃とのコラボで業績急伸
直近で、くら寿司の躍進に大きく寄与したのが、「鬼滅の刃」とのコラボキャンペーンです。
くら寿司では20年9月4日~10月31日まで実施された「鬼滅の刃」とのコラボ企画が、大きな話題となりました。
「鬼滅の刃」のオリジナルグッズが手に入ると話題となり、くら寿司の売上は急伸しました。
9月の売上高は前年比7.9%増と、コロナ禍にも関わらず、前年実績を上回る好調ぶりです。
この企画はマーケティングの巧さが際立つ、大当たりの戦略といえるでしょう。
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「Go To Eat」適用で来客急増
くら寿司では10月19日から「Go To Eat キャンペーン」もスタートし、大きな話題となっています。
予約サイト「EPARK」からオンライン予約をするだけで、1人1,000円分(ランチは500円)のポイントが付与されます。
こちらもSNSを中心に話題となり、来客数の増加に寄与しています。
「今ならポイントが貰えるから、くら寿司へ行こう」、という需要が急増するためです。
この「Go To Eat キャンペーン」は21年1月31日まで実施しているので、まだまだ売上の向上に貢献するでしょう。
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まとめ
以上により、今回は急騰中の「くら寿司の株価」について、まだまだ上昇する4つの理由を解説させて頂きました。
ここまで解説してきた項目について、最後にもう一度おさらいしておきましょう。
🔳くら寿司の株価が急騰【まだ上昇する4つの理由】
✅ ①業績は右肩上がりで成長中
✅ ②配当も持続的な増配が続く
✅ ③2021年は完全復活の見込み
✅ ④株価は決して割高ではない
🔳くら寿司の株価が、コロナ禍でも上昇する理由
✅テイクアウト、デリバリに対応
✅鬼滅の刃とのコラボで業績急伸
✅「Go To Eat」適用で来客急増
【結論】くら寿司の株価は急騰しましたが、まだまだ上昇を続けるでしょう。
くら寿司の業績は好調で、すでに前年比と同等まで持ち直しており、コロナ禍からの脱却に成功しています。
くら寿司は圧倒的な成長力が魅力で、これまで24期連続での増収を続けてきました。
この成長は今後も続く見通しのため、くら寿司の株価は、今後も持続的な上昇を続けるでしょう。
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