はじめまして、投資家の関原大輔(@sekihara_d)です。
今回は「S&P500の利回り」について、10%を超える高利回りの全容について解説していきたいと思います。
🔳S&P500の利回りとは?
✅S&P500「株価上昇」の利回り
✅S&P500「配当収入」の利回り
✅S&P500【合計】利回りは10%超
🔳S&P500の利回りの凄さとは
✅S&P500「利回り10%」の威力とは?
✅S&P500の利回りを、日経平均と対比
「S&P500の利回りって、どれくらいなのかな・・・」
今回は、そんな疑問にお答えしていきます。
【結論】S&P500の利回りは、配当収入も合わせれば、10%を超えます。
S&P500は、長期的に右肩上がりの上昇を続けており、株価は平均8%以上の利回りで上昇を続けています。
これに配当利回りも加えれば、平均で10%以上の利回りが、長期に渡り維持されているのです。
今回は「S&P500の利回り」について、10%を超える高利回りの全容について解説していきたいと思います。
S&P500の利回りとは?
それでは「S&P500の利回り」について解説していきましょう。
利回りには「株価上昇」による利回りと、「配当収入」による利回りの、2種類があります。
まずはそれぞれの利回りについて、一つずつ解説していきましょう。
S&P500「株価上昇」の利回り
S&P500の株価は、長期的に右肩上がりの上昇を続けています。
下図にS&P500の、直近40年間における長期チャートを示します。
S&P500の長期チャート(40年)
このようにS&P500へ投資しておけば、長期的な上昇を続けるため、一定の利回りを得ることができます。
S&P500へ長期投資した場合の「平均利回り」は、概ね下記の通りです。
S&P500「株価上昇」の利回り
✅1980年~: 8.7%(40年)
✅1990年~: 8.2%(30年)
✅2000年~: 4.2%(20年)
✅2010年~:12.6%(10年)
利回りは「いつから投資するか」によって異なりますが、長期平均で見れば、概ね8%は期待することができます。
2000年からの利回りが低いですが、2000年はITバブルで株価が高騰していた時期で、その後に暴落が2回も続いたためです。
逆に2010年はリーマンショック後の割安な時期であったため、ここからの10年間では、利回りが高くなっています。
このように利回りは「投資する時期」によって変わりますが、長期平均で見れば、概ね8%は期待することができそうです。
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S&P500「配当収入」の利回り
株式投資には「株価」の利回りとは別に、「配当」による利回りがあります。
S&P500の平均的な配当利回りは、概ね2%前後です。
下図にS&P500における、配当利回りの長期推移を示します。
【S&P500】配当利回りの長期推移
(引用元:multpl)
歴史的に見ると、ITバブルとなった2000年以降、配当利回りはやや停滞しています。
しかしそれでも、S&P500の配当利回りは、概ね2%前後は確保されています。
つまりS&P500へ長期で投資しておけば、配当だけでも、2%の利回りを積み上げることができるのです。
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S&P500【合計】利回りは10%超
それでは「株価」の利回りに、「配当」の利回りを加えた、【合計】利回りを算定してみましょう。
S&P500の【合計】利回り
✅「株価」の利回り: 8%
✅「配当」の利回り: 2%
✅【合計】の利回り:10%
このようにS&P500における「株価+配当」の合算利回りは、10%を超えます。
とても信じられないような高利回りですが、これは「現実」です。
今後もこの利回りを維持できれば、S&P500へ長期投資することで、資産を大きく育てることができるのです。
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S&P500の利回りの凄さとは
ここまで「S&P500の利回り」について、10%を超える全容について解説してきました。
ここからは「S&P500の利回り」がどれほど凄いのか、詳しく解説していきましょう。
S&P500「利回り10%」の威力とは?
まずは、利回り10%の「威力」について解説していきます。
10%の利回りは、単利ではなく「複利」で運用すれば、凄まじい力を発揮します。
下記に、100万円を利回り10%で複利運用する場合の効果を示します。
100万円を利回り10%で複利運用した場合
✅10年後: 259万円
✅20年後: 673万円
✅30年後:1,745万円
利回りが10%もあれば、複利の効果で、資産は爆発的に増えていきます。
特に複利は「時間」をかけるほど、大きな威力を発揮します。
20年運用すれば6.7倍、さらに30年も運用すれば、なんと17倍にまで膨らむのです。
実際にこの30年間で、S&P500指数は10倍以上になっています。
これに配当を加えて、長期で複利運用することで、資産をさらに大きくすることができるのです。
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S&P500の利回りを、日経平均と対比
最後に「S&P500の利回り」の凄さを知るために、日経平均のパフォーマンスと比較してみましょう。
下記にS&P500と日経平均の運用利回りについて、期間ごとに対比してみました。
直近40年間の運用利回り
✅S&P500指数 : 8.7%
✅日経平均株価: 3.1%
直近30年間の運用利回り
✅S&P500指数 : 8.2%
✅日経平均株価:▲0.4%
直近20年間の運用利回り
✅S&P500指数 : 4.2%
✅日経平均株価: 1.6%
直近10年間の運用利回り
✅S&P500指数 : 12.6%
✅日経平均株価: 10.2%
上記のどの期間をとっても、S&P500の利回りの方が、圧倒的に優れています。
それもそのはず、S&P500と日経平均とでは、まさに天と地、雲泥の差があります。
下図に、S&P500と日経平均のパフォーマンスの比較を示します。
S&P500と日経平均の比較
(引用元:マネックス証券)
これを見れば、S&P500の方が優れているのは「一目瞭然」です。
この30年間、停滞していた日本経済とは対照的に、米国株は着実な成長を続けてきました。
このように、成長力に乏しい日本株へ投資するよりも、成長著しい米国市場へ投資すべきなのは明らかです。
なかでもS&P500へ長期投資しておくことで、これからも安定した利回りを期待できるでしょう。
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まとめ
以上により、今回は「S&P500の利回り」について、10%を超える高利回りの全容について解説させて頂きました。
ここまで解説してきた項目について、最後にもう一度おさらいしておきましょう。
🔳S&P500の利回りとは?
✅S&P500「株価上昇」の利回り
✅S&P500「配当収入」の利回り
✅S&P500【合計】利回りは10%超
🔳S&P500の利回りの凄さとは
✅S&P500「利回り10%」の威力とは?
✅S&P500の利回りを、日経平均と対比
【結論】S&P500の利回りは、配当収入も合わせれば、10%を超えます。
S&P500の長期利回りは8%以上あり、これに配当も加えれば、10%超の利回りが期待できます。
10%もの利回りを複利で運用すれば、資産を雪だるま式に、どんどん増やすことができます。
よってS&P500へ長期で投資することで、資産を飛躍的に増やすことができるのです。
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